男物和装の展望「レッドクリフ」よりヒントをいただきました。
きものクリニック 2020年11月8日
Vol.1368
本日は、「男物和装の展望「レッドクリフ」より
ヒントをいただきました。」
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
貴女とお場所に合った最適和装をご提案！
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
11月1日に入院、2日に手術
で、今日は1月8日、日曜日。
術後4日目から点滴も外れ
痛みもなく至極順調です。
一日、朝の検温と昼の診察（賞味1分）
以外は食事と入浴orシャワーの
時間となります。
ハッキリ言って、時間が
余るほどありますが、勉強本を
読む気にはなれないのです。
そこで、持参のDVDを鑑賞
一度観た映画を再度観ています。
お借りしました。
その中に一つ「レッドクリフ1・2」
三国志の中で歴史的な大戦
「赤壁の戦い」の映画化。
それはもう「パート1・2」で
5時間があっという間に過ぎるほど
引き込まれました。
そして、映画を観ている間に
男性和装の将来に関する
凄いヒントを見つけたのです。
今私は、ストマ（人工肛門）での
生活を送っています。
ま、来年には元に戻す事に
なっているので、それまでは
少し不自由さがあります。
普段の洋装生活では、そんなに
困る事はありませんが、これが
和装となると話が変わります。
ストマに溜まった排泄物を
廃棄する時に問題があります。
ストマは、おへその横に
あるので普通の排便とは
逆のお腹を便器に向けて
処理をします。
この時、洋装ならば普通と
逆向きをしてズボンを下ろし
上着をまくし上げれば良いのです。
でもでも、和装ではそうはいきません。
男性和服では、帯が唯一着物を
身体に添わせて固定するもの。
ですので、ある程度の強さで
締めなければなりません。
それも帯が収まるのは、下腹の所
丁度ストマの袋の中間の位置です。
ストマ袋には、排泄物と共に
ガスも溜まります。
袋の中間が帯で圧迫されると
排泄物とガスが少ない空間に
溜まる事となってしまいます。
これ非常に危険と思われるのです。
なぜなら、排泄は本人の意思とは
関係なく自然とされるのです。
我慢とか辛坊とかの文字は
ストマには無いので、満杯になると
はじける事があるかもです。
そして実際に処理する場合も
帯を解いて、着物をはだけ
腰紐を取って、襦袢を開いて
からとなります。
これ考えただけでも和装を
諦めざるを得ません。
そんな事を思っている時に
「レッドクリフ」を観たのです。
金城武演じる「諸葛孔明」
凛々しくて聡明でカッコいい
この孔明の着姿を見て
ピンときました。
お借りしました。
男性が普通に和装をするよりも
帯は高い位置にあり、それも
ゆったりと結んでいます。
お借りしました。
結ぶと言うよりも巻きつけて
いる様に見えますし、上前
（着物の前側）が斜めに
切り取られています。
こんな風にお腹を圧迫しないで
裾が邪魔せずゆったり着る事が
出来ればストマ袋を装着していても
和装を楽しむ事が出来るかも。
退院したら早速、仕立屋さんに
相談しなければいけません。
そんな大ヒントを貰えた
「レッドクリフ」。
こんな機会でも無ければ
鑑賞はしませんでした。
これも巡りあわせと感謝します。
それにしても「レッドクリフ」
ヒロイン、小喬役のリン・リーチン
めちゃめちゃキュートで綺麗！！
お借りしました。
元エグザエル、AKIRAが
うらやましいなー！
本日もお読みいただき
誠にありがとうございます。
