72候、今日からは「鱖魚群」(さけのうおむらがる)魚の鱗文に意味があります。
ご紹介 2020年12月16日
お借りしました。
Vol.1405
本日は、「72候、今日からは「鱖魚群」(さけのうおむらがる)
魚の鱗文に意味があります。」
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
貴女とお場所に合った最適和装をご提案!
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
今日から72候では、
「鱖魚群」(さけのうおむらがる)です。
鮭が川を上り始める時季、の事。
この候は川で生まれ海で育った鮭が、
産卵のために生まれた川に
戻ってくる頃を表した候です。
鮭は川の上流で生まれ、
まだ10センチにも満たない頃に
海に出て行きます。
数年かけて成長し、また秋から
冬にかけて、生まれた川に戻ります。
産卵場所を求めながら大群で
川を遡上し、遡上を終えると雄と
雌で1組のつがいになります。
そして受精卵を形成し、受精を
終えると雄も雌も力尽きて
死んでしまいます。
魚についているのは、「鱗」。
この「鱗」を連続する三角形で
表し古くより文様としています。
鎌倉幕府の北条時政の旗印は
三角形を3つ重ねた「三鱗(みつうろこ)」
と呼ばれるものでした。
お借りしました。
「鱗」は、三角形で表され
基本は同じ大きさの三角形の
入れ替わり文様ですが、現在は
さまざまにアレンジされています。
お借りしました。
三角形が交互に規則正しく
並ぶものや三角形の中に模様を
いれたり、三角形を強調した
文様など色々。
お借りしました。
三角は、魔よけや厄よけの意味で
使われるようになり、京都には
現在も、女性の厄年(33歳)に
鱗文様の長襦袢を着る習慣が
残っています。
和服に施された美しい文様、
文様には、意味や由来、社会の
しきたりなどが表されています。
それらを今後、少しづつ
ご紹介していきます。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございます。