京都で1番小さい織物メーカー 「啓」さんの名古屋帯のご紹介、その1。
ご紹介 2021年1月28日
「啓」さんFacebookより
Vol.1449
本日は、「京都で1番小さい織物メーカー
「啓」さんの名古屋帯のご紹介、その1。」
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
貴女とお場所に合った最適和装をご提案!
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
今日は、入院2日目昨年から数える
と4度目の入院となります。
それが、今回は信じられない位
ポカや忘れ物が多いのです。
パソコンのコードは、合わない
ものを持ってきたり、水筒や
コーヒー、紅茶のインスタント品
を忘れたり。
入院慣れか?認知の始まりか⁉️
と言うくらいのチョンボばかり
ですわ_φ(・_・
「啓」
で、本日は京都で1番小さい織物メーカー
『啓』(ひらく)さんの帯をご紹介いたします。
『啓』さんは、基本的に袋帯を
製作されています。
ですが、京都の問屋『工芸こはく』
さんの別誂えで名古屋帯も少量
織られています。
袋帯と名古屋帯で違う所は
袋帯は二重太鼓、名古屋帯は一重太鼓
ですので、織る長さが違います。
お借りしました。
ですが、袋帯の出来上がりは
1尺1寸(417センチ)以上
名古屋帯の出来上がりは
標準で9尺7寸(363センチ)。
お借りしました。
名古屋帯は折り返し部分も
織るので、全長は1丈3尺(488センチ)
以上を織る事となります。
また、幅も袋帯は出来上がり8寸2分
(31センチ)ですが、裏地を縫い合わせるので
縫込みを2分として、8寸6分が必要です。
それに対して名古屋帯もお仕立て
上がりは、8寸2分にしますが、
織り幅は9寸(34センチ)に織ります。
この様に、出来上がり寸法は
長さが40センチ程しか違わないですが
製品としては、随分違う寸法で
織り上げるのです。
織り上げる寸法が違うと言うことは、
糸を染める所から機に糸を掛ける
所まで全て別々の作業がいるのです。
似たような製品を作るのに
事前準備は、全く違う事を
しなければなりません。
この事で、袋帯やさんが
名古屋帯を織る事の大変さ
が分ります。
事前にしっかり準備が整えば
後は、それを実行するだけ。
忘れ物があれば、良い品物は
出来ません。
今日は、長くなりましたので
名古屋帯のご紹介は、明日といたします。
ま、入院なら後から届けて
貰えばすみますがね。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございます。
|
|