退院後、初外来の待ち時間に 「きもの、大好き!」を読んで思う事。その2
ご紹介 2021年2月25日
お借りしました。
Vol.1477
本日は、「退院後、初外来の待ち時間に
「きもの、大好き!」を読んで思う事。その2」
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
貴女とお場所に合った最適和装をご提案!
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
昨日の続き、イラストや ルポライター
で雑誌の映画評 など幅広くご活躍の
平野恵理子さんの 「きもの、大好き!」から。
「呉服屋さんをのぞいてみる」の講。
以前は呉服屋さんなんて
怖くて入れなかった。
もちろん今だって相当に
勇気がいる。
お店に入ったら、どんなものを
買わされてしまうのだろうか?
中略
それと言うのも、着物の
値段はお店に入るまで
ほとんどわからないからだ。
入る前にまず、ウインドウを見る。
気持ちを込めてみると
何となく好きな感じとか
全く趣味に合わない雰囲気など
それぞれのお店の特徴が分ります。
自分の好みと合わせて見ていくと
そのお店の趣味が少しづつ
見えてくる。
そう、町中に呉服屋さんが
どの位、存在するか分かりませんが
お店によって個性があるのです。
同じ作家の品物を取り扱っても
そこには、そのお店の趣向が
反映している事が分ります。
ひとつひとつのお店が
くっきりと違う顔を持っている
事を発見します。
そして気になるお店に
そろりと足を踏み入れると
物腰の柔らかいKさんが
接客してくれた。
お借りしました。
それからは、いつでもkさんが
相談にのってくれるようになった。
この最初に時に見せてもらった
紺地の絣、それも海老がチラシに
なっている模様のものが忘れら
れなくなった。
他にも何種類かシュルシュルと
反物を広げて鏡の前で当てて
もらったが、あの海老模様の
他は忘れる位、海老模様が気に
入ってしまったのである。
その時は、それでお店を
後にしたが、帰宅してからが
大変であの海老が頭の中で
ぴょんぴょん跳ねている。
結局、4~5日後もう一度
そのお店に行き海老の反物で
着物を誂えた。
これ稀な事でなく和服に関しては
ビビッと心に来た時は、
間髪入れずにアクション
しないと後悔する。
「一期一会」
きもの好きの誰もが言う事は
時折、訪れる
「これは私を待っていたのね」
というような和装との感動的な
出会い、運命なのね、と思う。
それ程のものに出会ったらその場で
決心していまう方が良いだろう、と。
「一期一会」和服との出会いも
ご縁があればこそ、そこを
当店も大切にしています。
最後に、本文から誂えた紺地の
海老柄は、今では私の大切な
相棒で一番よく着る紬の着物と
なっている。との事です。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございます。