京都は、和装の本場!出張で得た素晴らしいものとは?
ご紹介 2021年4月3日
Vol.1514
本日は、「京都は、和装の本場!
出張で得た素晴らしいものとは?」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
貴女とお場所に合った最適和装をご提案!
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
一昨日、無地の着物を販売し
至急の染抜き紋入れとお客様より
ご注文の品物を手当てをする為に
昨日、急遽京都出張となりました。
そして、加工をお願いする
創業296年の老舗問屋
「千切屋」さんを訪れました。
お願いする事の説明後
今回の展示品の目玉
「寿艸苑」(じゅそうえん)
を見る事に。
千切屋さん案内状より
もうそれは、本格的な京友禅の
素晴らしい作品がこれでもか
陳列してあります。
ため息が自然と出る程の力作ばかり。
その片隅に、1人の女性が
筆を持って作業をされています。
千切屋さん案内状より
その方が、「山下聖子」さん、
友禅職人でこの道30年の
ベテランさん。
元々、知多市の出身でお父様が
大漁旗などを染める職人さんで
小さい時から染は生活の一部
だった様です。
「胡粉」
そして実演の際、白色を筆で
生地に塗っていたので、それは
「胡粉」(ごふん)ですか?と質問。
「胡粉」とは日本画なで用いる、
貝がらを焼いて作った白色の顔料。
そうですよ。とのお答えに
「胡粉」は経年変化で
シミになり易い事などを
お話していました。
そして、驚愕の事が分ったのは
「白色」の染料が存在しない事。
では、白色はどの様にして
表現するのか?
生地の白をそのまま生かして
その部分を染色せずに白と
するか、「胡粉」を塗るしか
方法が無いと言う事。
そう言えば、そうですが
今更ながら「目から鱗」状態
で良い事を知りました。
この事が、今日伺った嵐山の
福田美術館での、匂いまで描く
「栖鳳(せいほう)の時代」展の
鑑賞時に凄く役立ちました。
福田美術館H.P.より
その事は、後日ご報告します。
そして、「千切屋」さんを
後にして和装小物の「衿秀」さんと
同じビル内の「工芸こはく」さん
場所を移して「廣田紬」さんに
お邪魔しました。
また、そこでも素晴らしい
出会いがあった事も
後日ご報告いたします。
今回の京都出張は、当初予定して
いませんでしたが、訪問して
良かったです。
それでなければ出会えない
感性や全く新しい技術で
創られた品物など盛り沢山。
やっぱり、京都は和装の本場
進化をしている事に積極的に
触れなければいけませんね。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございます。