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京都・細見美術館での日本の色「吉岡幸雄の仕事と蒐集」のご報告。

ご紹介 2021年4月6日

Vol.1517

 

 

本日は、「京都・細見美術館での

日本の色「吉岡幸雄の仕事と蒐集」のご報告。」です。

 

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

貴女とお場所に合った最適和装をご提案!

貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

 

今日は、4月2日・3日での

緊急京都出張の締め、

細見美術館で催された

特別展のご報告。

 

 

 

日本の色

「吉岡幸雄の仕事と蒐集」

に行ってきました。

 

 

 

 

 

吉岡先生は、江戸時代よりの

染め工房の5代目で2019年秋に

急逝された方。

 

 

 

お借りしました。

 

 

 

年配の着物愛好家には、

古代の色・「帝王紫」(貝紫)の

復元に成功されたお父様の

吉岡恒雄・大阪芸術大学名誉教授の

方が耳慣れているかもしれません。

 

 

 

 

 

今回は、奈良時代や平安時代からの

日本の伝統色の再現・復刻に

尽力され、膨大な仕事を残された

回顧展です。

 

 

 

 

 

奈良・平安時代の染色は、

全て草木や土など自然の中から

色を取り出し、布を染めていました。

 

 

 

 

当時の色を、当時と同じ染色の

手法で再現された作品、多分

工房をお邪魔しなければ見ることが

出来ない作品ばかりと思います。

 

 

 

 

最初は、奈良

「東大寺大仏開眼1250年慶讃大法要」に

奉納された伎楽装束や、遣隋使が持ち帰った

旗などの復刻です。

 

 

 

京都の染織史家 吉岡幸雄と染色工房の公式サイトより

 

 

 

どれも、色鮮やかで、現物の

退色したものよりの復刻は

相当、難しかった事でしょう。

 

 

京都の染織史家 吉岡幸雄と染色工房の公式サイトより

 

 

 

次は、源氏物語に出てくる

光源氏や姫君が着ていた

という衣装の染めの再現。

 

 

京都の染織史家 吉岡幸雄と染色工房の公式サイトより

 

 

 

茜で染めた光源氏の衣装は

いかにも美男子に似合い

そうな色合い。

 

 

京都の染織史家 吉岡幸雄と染色工房の公式サイトより

 

 

 

 

姫の衣装のグラデーションが

素晴らしく綺麗で、それを

お召しになるだけで一段と

女っぷりが上りそう。

 

 

 

 

そして、吉岡先生が研究の為に

蒐集した古布などが所狭しと

並べられていました。

 

 

 

 

今回の特別展は、図録もなく

画像でお伝えする事が出来ない

のが残念です。

 

 

 

 

ですが、会期が5月9日まで延長

されたので、ご興味のある方は

ぜひお出掛けくださいませ。

 

 

 

 

尚、「染処よしおか」は、吉岡更紗さんが

6代目を引き継いでおります。

 

 

 

 

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございます。

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