今日5月6日は、「ゴムの日」。ゴムで思う事は、友禅染の「ゴム糸目」です。
ご紹介 2021年5月6日
Vol.1548
本日は、「今日5月6日は、「ゴムの日」。
ゴムで思う事は、友禅染の「ゴム糸目」です。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
和服の貴女が「褒められる」最適品を
お勧めいたします!
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
今日5月6日は、「ゴムの日」
五(ご)六(む)で「ゴム」の語呂合せで
ゴム製品のPRの為に制定されました。
一般的に「ゴム」と言えば
輪ゴムや今ならマスクの
ゴム紐などを思い出される
事と思います。
が、和装業界に携わる者は
「ゴム」と言えば「ゴム糸目」を
真っ先に思うのです。
「糸目」とは、まっさらな白生地
に青花と言うつゆ草の汁で下絵を描きます。
お借りしました。
青花は、後に水洗するのですが
その時に流れ落ちてしまうので
下絵には青花なのです。
青花で描かれた下絵に防染の
為、糸目を忠実に引きます。
お借りしました。
この糸目を引く時に使う糊を
「糸目糊」と言いますが、2種類
あるのです。
糸目糊には、もち米などを調合した
「真糊」と、化学糊を用いる「ゴム糊」
が使われます。
お借りしました。
「真糊」は職人さんごとに秘伝の
調合があるという伝統的な糊ですが、
真糊とゴム糊に、それぞれに特徴が
あります。
水溶性の真糊は、溶けて生地に
浸透するような柔らかなライン
が上手で、毛筆のような強弱が
ある情緒的なラインが特徴です。
対する、ゴム糊で引く「ゴム糸目」は
輪郭がピチッと仕上がり、細やかな
作業が得意技です。
柔らかさはない分、潔い大胆な
構図にもマッチする清々しい
タッチが特徴です。
こだわりの友禅染は、柄をより
生かすことが出来る「糊」を
選んで品物を創るのです。
「金に糸目をつけない」の
糸目は、ここから来ていますが、
一度でもそんなセリフ言って
みたいものですね!
本日もお読みいただき
誠にありがとうございます。