袷の黒留袖をお単衣仕立てにその過程での問題をどの様にクリアしたか?
ご紹介 2021年5月19日
Vol.1561
本日は、「袷の黒留袖をお単衣仕立てに
その過程での問題をどの様にクリアしたか?」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
和服の貴女が「褒められる」最適品を
お勧めいたします!
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
ご長男が結婚式を挙げられる
お客様がお嫁入時にご用意された
黒留袖を持参されたのが2月。
挙式が6月の為、袷の黒留袖を
お単衣に仕立て替えてほしいと
持参されたのです。
そして、色々な問題をクリアして
とうとう、お単衣のお仕立てが
出来上がってきたのです。
身幅を広げてのお仕立ての為
以前の縫い目の筋が出てしまう事は
再度、筋消し加工をし直して
随分、筋跡が消えました。
ビフォアー アフター
これによって、イレギュラーな
お仕立方を選択しなくても良く
なり通常のお仕立てをしたのです。
そして、黄ばんでいた比翼地も
「さらす」事で新品同様となり
再度、使用できる様になりました。
そして、出来上がった黒留袖
のお単衣仕立て。
勿論、表地は裏地を付けない
お単衣仕立てで、比翼は
衿と袖、衽だけにしました。
こちらもお単衣で付けましたが
お召しになれば、通常の比翼
仕立と見た目は、変わりません。
式場は、空調が効いていると
言っても、なんせジメジメ
ムシムシの梅雨時の6月。
それに、慣れない和装で
緊張する「花婿の母」。
少しでも、お召しになる時の
負担を軽くしたいの思いで
この様なお仕立てをさせて
いただきました。
元々の黒留袖が、素晴らしい
ものだっただけに、慎重に
事を勧めましたが、自分でも
納得できる仕事が出来たと
自負しています。
この様なご相談も承ります。
まずは、電話0564‐22‐3259
メールkimono@ichikosまで
ご連絡願います。
それにしても、「悦び事」に
携われてお手伝いできる事は、
私にとっても喜びです。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございます。