スーパームーン皆既月食、日本で月と言えば「兎」和装の「兎」文様、ご紹介。
ご紹介 2021年5月28日
お借りしました。
Vol.1570
本日は、「スーパームーン皆既月食
日本で月と言えば「兎」和装の「兎」文様、ご紹介。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
和服の貴女が「褒められる」最適品を
お勧めいたします!
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
昨日は、26日のスーパームーン
皆既月食にちなんで「月」や
「星」の和装に付ける柄を
ご紹介しました。
日本で「月」と言って思い
浮かべるのは「兎」ですよね。
外国では、ろば(南アメリカ)
ワニ(南アメリカ・北アメリカインディアン・インド)
ほえるライオン(アラビア)
髪の長い女性(東ヨーロッパ・北アメリカ)
ヒキガエルの頭と前足(中国)などなど。
お借りしました。
ところ変われば・・・です。
和装で「兎」の文様の柄付けは
おしゃれ物にする事が多く
あります。
「兎」の文様が本格的に付け
られるようになったのは、
桃山時代以降。
豪商の角倉了以(すみくらりょうい)が
愛用したとされる「花兎金襴」や
辻が花染にはよく「波兎」や「兎」を
飛ばします。
金襴とは、「金襴緞子の帯締めて」
と歌われる様に華やかで贅沢な
美しい織物の事。
「花兎文」は、花と兎を組み
合わせた文様で花樹の下で
後ろを振り向いている「兎」
を横列に配したもの。
花兎文金襴、お借りしました。
こちらは、小倉淳史先生作の
辻が花染塩瀬名古屋帯。
波間を飛び跳ねる「兎」の
動きが躍動感あります。
そして、もうひとつ故・森志湖先生の
作品でこちらも辻が花染の名古屋帯地。
左より鋭く飛び出した三角に
「兎」や「辻が花」に幾何学模様を
配し、地に葉とあられを飛ばした
おしゃれな品物。
どちらも本場泥染大島紬や
本場結城紬などをお召しになる
着物通が好まれる柄付け。
こんな風に「兎」の文様も
和装に取り入れられています。
それにしても皆既月食、
幻想的で美しかったですね!
テレビで見ました。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございます。