京都出張2日目の感動をご報告いたします。その2。
ご紹介 2021年6月9日
Vol.1582
本日は、「京都出張2日目の
感動をご報告いたします。その2」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
和服の貴女が「褒められる」最適品を
お勧めいたします!
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
昨日の続き、京都の老舗問屋
「千切屋」さんを後にして
向かったのは、こちらは
創業75年の「廣田紬」さん。
社名に「紬」と付く事から
お分かりの様に、おしゃれ着
専門の問屋さん。
創業当時は、本場結城紬を
扱う専門問屋さんでしたが
現在では、全国各地の
伝統工芸織物を扱う専門商社です。
その「廣田紬」さんの会場には
創業144年の「村山刺繍」さんと
創業27年の「増盛」さんが
合同で展示会をされています。
この「合同展示会」は、我々
小売り屋にとっては、非常に
有難い事なのです。
第1に移動の時間短縮となり
まだお付き合いのない問屋さん
との出会いがあるのです。
今回の「村山刺繍」さんが
正に始めてましての問屋さん。
元々は、「京刺繍」の加工を
されていたのを、ご自分の所で
構想から染色迄され品物を
創る様になられたとの事。
村山刺繍さんH.P.より
言わば、刺繍の下請け仕事業
から品物を創って販売する
問屋業に変わられたのです。
村山刺繍さんH.P.より
その刺繍の品物の数々は、
多彩で重厚、日本刺繍の匠の
技が随所に表されていました。
ウーン、また素晴らしい問屋さん
や品物との出会いがありました。
そして、お隣は「増盛」さん
こちらは、以前よりお話は
させていただく帯専門問屋さん。
こちらは、ご自分の所で
機をお持ちでオリジナルも
創られています。
増盛さんH.P.より
「引箔」を使ったオリジナル帯は
他の問屋さんでは見る事の出来ない
貴重な袋帯。
秋の実需期になった時に
もう一度拝見したいと思い
ながら、最後に目が釘付け
になった作品がありました。
増盛さんH.P.より
「増盛」さんには、珍しい
染めの袋帯。
な、な、何と重要無形文化財保持者
いわゆる「人間国宝」で今は亡き、
「羽田登喜男」先生の作品が
あるではありませんか?
羽田先生と言えば、あの
ダイアナ妃に振袖を献上され
その価格は当時で2,000万円と
噂された程。
その先生の作品がここに
あるとは、ビックリ仰天。
聞けば、作品を購入して
それを基に帯を製作する
いわば見本だった様です。
売り物ですので、少しだけ
画像を載せておきます。
でも、良い物を見せていただき
少し震えが来て感動しました。
ま、これが京都出張の意味、
思わぬ作品との出会いがあり
有意義な1日となりました。
資金さえ余裕があればと
痛感もしました。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございます。