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超高級ランチ会、直腸がん手術後の私が和服で参加出来た訳とは?実践編。

ブログ 2021年7月14日

Vol.1617

 

 

 

 

本日は、「超高級ランチ会、直腸がん手術後の

私が和服で参加出来た訳とは?実践編。」です。

 

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

和服の貴女が「褒められる」を応援!

貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

 

昨日の当ブログの記事を

読んで、「勇気をもらえました」

とメッセージをいただきました。

 

 

 

うん、1人でも喜んでもらえたら

記事にして、良かったです\(^o^)/

 

 

 

 

 

そして、昨日の続きで身体の

不調でも和服を楽しみたい

装いたいと思いチャレンジした事は?

 

 

 

 

和装の時、人工肛門や頻便、

便失禁で困るのは、帯を2∼3周

身体に巻き付けている事。

 

 

 

 

これ、人工肛門では丁度、排便を

貯める袋の所に帯を締めます。

 

 

 

帯の前に腰紐を締めてから

帯をしますので、締めないと

着物がはだけてしまいます。

 

 

 

 

そして、袋を締めると便が

きれいに袋に落ちません。

 

 

 

 

 

 

この為、腰紐や帯で着物を

締め付けずに、はだけない様に

マジックテープで留めておきます。

 

 

 

で、角帯を解くのに時間と

解いた帯(約4m)を置く

場所にも困ります。

 

 

 

そこで、帯を締めた格好で

仕立て上げ、こちらも

マジックテープで留める様に工夫。

 

 

 

これならば、素早く帯を外せ

袋も締め付けないので一石二鳥。

 

 

 

頻便は、素早い脱着が必要

なので、着物も帯も

マジックテープ作戦で解決。

 

 

 

 

で、厄介なのが便失禁

こちらは、無意識で排便して

いるので、早さは関係なし。

 

 

 

 

ただ、ガーゼとパッドの

取り換えに少々手間が掛かります。

 

 

 

 

時間をかけて、慎重に処理

すればいいのですが、その時に

案外、邪魔になるのがお袖。

 

 

 

 

お袖の振りが通常仕立てですと

手を動かしたときにどうしても

勝手に動いてしまいます。

 

 

 

 

 

 

この動きが予期せぬ事態を

招きかねません。

 

 

 

そこで、作業がしやすい様に

袖の振りを無くすように

大きな丸みを付けたのです。

 

 

 

 

 

これで、振りの勝手な動きを

ある程度、抑える事が出来ました。

 

 

 

 

そして、後は経験する事

「習うより慣れろ」

 

 

 

自分で装ってみて、改良出来る

所があれば、その都度変えて

ゆけば良いのです。

 

 

 

 

 

 

僕の好きな言葉に、あの五体不満足の

著者、乙武洋匡さんの

「失敗」と書いて「経験」と読む。

 

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

 

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