東京オリンピック・閉会式での小池都知事の和装を考察？
ブログ 2021年8月9日
画像は、お借りしました。
Vol.1643
本日は、「東京オリンピック・閉会式での
小池都知事の和装を考察？」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
和服の貴女が「褒められる」を応援！
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
昨日の東京オリンピック2020の
閉会式、フレンドリーな雰囲気の
中でも感動的でしたね。
で、私が最も注目してのは
勿論、小池都知事の着物姿。
前回、リオ五輪の閉会式でも
雨の中、和装で旗を振られて
いたのを記憶しています。
お借りしました。
この時、都知事が着用していた
着物は、「色留袖」の三ツ紋付き。
黒留袖や男性の黒紋付は
必ず日向の五つ紋を入れます。
ですが、色留袖はお召しになる
お場所などで１ツ、３ツ、５ツと
紋の数を変えられます。
１ツ紋ですと、訪問着代わりに
お召しになる事も出来ます。
また、３ツの場合、比翼を付ければ
格式が上がり、付けなければ
それなりとなります。
５ツ紋は、必ず比翼を付けるので
黒留袖に匹敵する格式となります。
リオの小池都知事は、色留袖の
３ツ紋付きで比翼は付けられて
いなかった様です。
お借りしました。
柄は、琳派の群鶴図（ぐんかくず）
という、こちらも格式が高く
縁起の良い柄。
そして、遠目に派出る大まえた柄、
いわゆる、舞台晴れする柄行。
それに、純金の様な輝きの
袋帯を合わせています。
まさしく、オリンピックの
閉会式に相応しい装い。
昨日も色留袖でしたが、
こちらは、比翼付きでしたので
紋は、３ツか５ツ？
お借りしました。
ブルー地に、「扇面散し」の金箔が
良く映えて、こちらも舞台晴れ
するような大柄のもの。
それに純金の様な輝きの袋帯で
扇を帯に挿して正に準フォーマルな装い。
日本・東京・五輪・閉会式に
相応しく、呉服屋として
有難い出で立ちでした。
そして、ARIGATOと言いたいです。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
