11月21日中日新聞、サンデー版「江戸のデザイン」のご紹介。 | 着物・貸衣装・レンタルなら岡崎の「いちこし」へ。

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11月21日中日新聞、サンデー版「江戸のデザイン」のご紹介。

ご紹介 2021年11月21日

Vol.1743

 

 

 

本日は、「11月21日中日新聞、サンデー版

「江戸のデザイン」のご紹介。」です。

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

和服の貴女が「褒められる」を応援!

貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

今日の中日新聞、サンデー版は

今も愛される「江戸のデザイン」

と題しての記事。

 

 

 

江戸時代には、願いや遊び心を

映す数多くの「柄」が生まれ

最近よく目にするデザインも

あります。と。

 

 

 

 

「雅」から「粋」へ

江戸時代は、着物文化の中心

だった京都の職人が江戸に

住むようになり当初は「雅」

な模様が多かったのが、時を

経て人々の好む柄に変化。

 

 

 

江戸っ子の心をつかんだ「粋」な

柄は、京都や加賀の様な多彩な

色柄を用いて華やかに染める

ものと異なります。

 

 

 

 

 

 

基本的に一色で染め遠くから

見ると無地に見えますが近づく

と細かいな模様となっています。

 

 

 

 

また、柄に願いや縁起をかつぎ

身近な生活用品や虫、植物、

四文字熟語などからヒントを

得たユニークなものがあります。

 

 

 

 

鮫・・・小さな点が扇状に

並ぶさまが鮫の皮に似ている

事から名がつき、鮫皮は硬い

鎧(よろい)の様で魔除けの

意味があります。

(紀州徳川家の定め小紋)

 

 

 

 

六瓢箪・・・6つの瓢箪が

花開いたように描かれた柄

「六瓢(むびょう)」が

「無病息災」に繋がり、健康長寿

をもたらすとされた吉祥柄。

 

 

 

 

 

家内安全・・・四文字熟語を

散らし、デザインに仕上げて

いる。よく見ると漢字が隠れている。

 

 

 

 

勝虫・・・勝虫(とんぼ)は、

前にしか進まず、後退しない。

その為「勇猛果敢で勝利を呼ぶ虫」

として武士に好まれ武具にも

使われています。

 

 

 

 

麻の葉・・・植物の麻は成長が

早い事から子ども健やかな成長

への願いが込められています。

 

 

 

 

南天の実・・・冬に赤い実を

つける南天。「難を転じて福となす」

という語呂から縁起の良い柄

として人気があります。

 

 

 

 

大根におろし金・・・刺身など

の薬味に使っていた大根おろし

は消化がよく、食あたりならない

事から「難にあたらない」という

意味があります。

 

 

 

「薬をおろす」が「厄をおろす」

に転じて「厄除け」の意味も

あった様です。

 

 

 

 

この様の江戸時代の人々は

身に纏う着物などに「無病息災」

や「長寿」の願いを込めた柄を

染めていたのです。

 

 

 

それが、現代にも脈々と繋がり

表現されている和服は、素晴らしいし

それをご紹介出来る事は、誇りでもあり

歓びでもあります。

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

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