今日は「カレンダーの日」 当店のカレンダーの江戸千代紙と型染小紋の職人技とは?
ご紹介 2021年12月3日
Vol.1755
本日は、「今日は「カレンダーの日」
当店のカレンダーの江戸千代紙と
型染小紋の職人とは?」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
和服の貴女が「褒められる」を応援!
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
今日12月3日は、「カレンダーの日」
全国団扇扇子カレンダー協議会が
1987(昭和62)年に制定。
明治5年12月3日(旧暦)が
太陽暦の採用によって
明治6(1873)年1月1日となった。そうです。
そして、毎年ご好評いただいて
いる当店のカレンダーのご紹介です。
「いせ辰」さんの江戸千代紙
の柄を使うものでカラフルで
小粋なカレンダー。
江戸千代紙とは、華やかな色彩の
模様を和紙に木版手摺したもので
古くは宮中で使われた短歌などを
書く紙に模様が施されたのが
始まりでした。
それが大名に伝わり、江戸文化の
開化とともに広く庶民に伝わり
ひろまったのです。
木版手刷り千代紙は、浮世絵
などと同じ工程、製作されます。
ですので、版元が絵師と相談し
1枚の下図を作り、それを彫師が
版木の彫り、彫上ると摺師に渡し
摺り上げます。
1色に1枚の版木が必要ですので
多色の物は、版木の数もいりますが
柄の繋がりも計算して造ります。
この辺りは、和服の型染め
と同様の工程ですが、和服の
型は大きいもので幅60㎝ほど。
それを12mの白生地に継ぎ目なく
糊置きをしてから染めてゆきます。
継ぎ目がない様に染上げるには
型を作る前の下絵の段階が重要。
右端と左端の柄が繋がる様に
下絵を書かなければ、継ぎ目が
出てしまいます。
そして、その下絵を忠実に
型に彫る彫師もまた大事な
工程です。
そして、最後は染師が継ぎ目なく
染めてゆき、これでやっと、1反
の着物地が出来上がります。
こんな風に何人とも職人の
技が融合して品物が出来上がる
事を再認識した江戸千代紙の
カレンダーでした。
それにしても
全国団扇扇子カレンダー協議会
なんて会があるんですね?
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。