北京五輪で小林陵侑選手が金メダルを獲得、和装でも金の箔を進化させて使用しています。
ご紹介 2022年2月7日
お借りしました。
Vol.1819
本日は、「北京五輪で小林陵侑選手が
金メダルを獲得、和装でも金の箔を
進化させて使用しています。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
和服の貴女が「褒められる」を応援!
貴女の和装のお助けマン、山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
北京冬季オリンピックが開幕
競技も始まりましたが、思う
程盛り上がっていません。
なんたって、昨年東京五輪が
あり、また今年もって感じ、
やっぱり間隔があく方が
良いような。
でも、昨日ノルディックスキー
ジャンプ・ノーマルヒルで小林陵侑
選手が日本第1号の金メダルを獲得。
お借りしました。
今朝のワイドショーでは、その
話題で各社、持ち切り、やはり
金メダル効果は、凄いですね!
金と言えば、和装の京友禅では
金箔をよく使います。
加賀友禅
ちなみに加賀友禅は、染色だけで
金箔を使いませんし江戸友禅は、
金箔も使いますが、どちらかと
言うと刺繍に特徴があります。
江戸友禅
その京友禅ですが、着物地
つまり布に金箔を張り付ける
訳です。
柔らかい布地に薄いと言え
金属を張り付けるのです。
よく考えたらこれ凄い技術
と思いませんか?
ま、金箔は吹けば飛ぶような
薄さ、1/10,000㎜以下ですが
それを糊で布地に張り付けます。
40年ほど前の一般的な糊は、
経年で硬くなり、金箔が折れて
しまう事も。
また、粗悪品は、着物を畳んで
いる所の金箔が張り付いて
しまう様な物もありました。
ま、現在ではそんな品物を
見掛ける事もない程、生産量が
落ちてしまっていますが😢
現在では、経年でも折れない
糊を使用しますので、しなやかさ
を維持出来ています。
お借りしました。
そして、職人の技術は発達
箔を立体的に見せる「盛箔」
(もりばく)やかすれた様に
見せる「摺箔」(すりはく)
などなど。
その着物の柄行や雰囲気に
合わせて色々な技法を駆使して
より良い品物を製作しています。
この様の着物創りの現場は
真摯に仕事に向き合い、それに
応える小売屋にならなければと
痛感しています。
お借りしました。
それにしても小林選手の大ジャンプ
素晴らしかった、その後の葛西コーチ
の涙も美しく感動しました。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。