和装での雨にも汚れにも劣化にも強い味方は、パールトーン加工？
きものクリニック 2022年4月3日
Vol.1872
本日は、「和装での雨にも汚れにも劣化にも
強い味方は、パールトーン加工？」です。
岡崎市の呉服屋、
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートする「いちこし」です。
ご訪問ありがとうございます。
今日の愛知県は、90%以上の
降水確率で最高気温も12~13度と
3月初旬の気候に逆戻り。
今日、友人の披露宴に出席する
為に昨日お届けした振袖一式
お召しになられたか心配な山脇寿人です。
なぜ？心配かと言えば、十数年前
のこと、挙式参列の為に色留袖を
作られたお客様がおられました。
式当日に雨が降り、和装をする
事を見送ったと、後の伺った時
の私は、ひどく落胆した事を
ハッキリ覚えています。
晴れの日の為に誂えた着物を
雨の為にお召しになられなかった。
雨に和装が、負けたのです。
それでなくても、和服着用が
減少しているのに、天候にも
左右されてしまう。
この、雨の日問題、解決法は
パールトーン加工！でした。
パールトーン加工社H.P.より
当店では、それまでパールトーン加工
をお勧めするのは、帯地が多かったのです。
帯地は、汚れがついた時の
シミ抜きが非常に難し裂地。
ですので、あらかじめ超撥水
加工のパールトーンを施して
おけば、汚れが付き難く
ついても簡単に落とせるのです。
また、染名古屋帯地に多い
塩瀬生地は、縮緬や綸子など
よりも硬い生地風です。
その独特の生地風が汚れた時の
シミ抜きを困難にしていました。
ですので、塩瀬生地の染名古屋帯
にも、パールトーン加工をお勧め
していたのです
でもでもでも、着用が天候に
左右されるのならば、着物にも
パールトーン加工をお勧めせねば。
実際、今では加工をされる
お客様の方が多くなり、
これでどんな天候でもお召し
いただく事が出来ます。
また、加工を施しておけば
10年間は、着用の汚れ（衿や袖口など）
は、無料でパールトーン社が取ってくれます。
これで、着用後のメンテナンス
料金の軽減にもなりますし、生地
の劣化も防げます。
一石三鳥のパールトーン加工
お手持ちの出来上がり着物にも
施すことが出来ます。
それにしても、振袖姿のある
披露宴は、華やかで良いもんですよね。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
