今日5月1日は、「扇の日」和装で「扇」を持つ決まり事とは?
ご紹介 2022年5月1日
Vol.1899
本日は、「今日5月1日は、「扇の日」
和装で「扇」を持つ決まり事とは?」です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
今日から5月の始まり、今年も
もう3分の1がアッという間に
過ぎて、驚いている山脇寿人です。
そして今日1日は、「扇の日」
京都扇子団扇商工協同組合が
1990年に制定。
『源氏物語』では女性が光源氏
に扇を贈っていることから、
五(こ)一(い)で「恋」の語呂合せ。
なのだそうです。
和装で、「扇」と言えばお茶席や
フォーマルな装いでは、欠かす事
の出来ないアイテム。
そして「扇」の役割と言えば、
暑い時にパタパタとあおぐ事と
思われますが、上記の場合は
違います。
では、何故必須アイテムなのか?
それは、「扇」は相手と自分の間に
結界を作るための儀礼的なものなのです。
相手と自分の間に結界を作るを
言い換えると「相手に礼を尽くす」
という意味合いとなります。
また、結婚式などのフォーマルな
お場所では、「扇」と言わずに
「末広」と言い、縁起の良い言葉
を使います。
お借りしました。
フォーマルなお場所では、ご自分
から見て左側の帯と帯揚の間に要
を差し、帯から2∼3㎝出します。
お借りしました。
また、持つ時は、帯の前で右手
で要を上から持ち左手は、下から
そっと支えます。
お茶席の場合は、帯には差さず
右手で持つか、畳の上に置いて
いるかのどちらかになります。
お借りしました。
お席に入る時、お正客にご挨拶
する時、またお道具を拝見する時
などは、膝の前に置いて扇と膝の
間に手をつきます。
この時もお席やお相手、お道具
を敬う気持ち表しています。
また、フォーマルな時の「末広」
は、漆塗りか蒔絵の親骨に地紙
が金色、銀色のものを。
お借りしました。
お茶席では、漆塗りか白竹の
親骨に地紙はお好みで良いでしょう。
お借りしました。
最後に、不祝儀の時は、不祝儀用の
「喪中扇」は、全てが黒色のものを
使います。
お借りしました。
こんな風の和装と「扇」「末広」
「喪中扇」は、その時々に適した
ものを持つようにしましょう。
それにしても、年を重ねると
時の過ぎるのが早くなりますね!
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。