野の花工房さんの真面目な品物のご紹介です。
ご紹介 2022年7月17日
Vol.1973
本日は、「野の花工房さんの真面目な
品物のご紹介です。」です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
昨日は、宮城県で浸水があり
被害に合われた方には、お見舞い
申し上げます。
で、今朝は、早朝からセミの鳴き声
が聞こえ、本格的な夏の到来を
感じさせる気候となりました。
そんな今日は、昨日お知らせした
米沢は、野の花工房さんの品物を
ご紹介いたします。
まずは、証紙をご覧ください。
上段は、野の花染工房さんの証紙で
下段は置賜紬伝統織物組合の証紙。
大事な所をアップにすると
天然染料100%、絹100%、巾38㎝以上
長さ12.5mとあり、「ごばいし・むらさき
あい・たまねぎ・くり」を原料として
染められていることを表しています。
また、経済産業大臣より指定された
伝統的工芸品の証の金伝シールと
置賜紬でも米沢で織られているに〇。
こちらは、草木染100%、手織織機に〇
正絹、長さと巾、製造会社を明記して
あります。
そして、その品物がこちら
藍色とあいとたまねぎで染めた
緑色が横段に織られたいます。
そこに絹の色糸をメガネ模様に
織り込んでアクセントを付けています。
何とも着物通が好みそうな
配色と柄行、風合いもしなやか
で流石は手織りだけのことは
あります。
真面目な工房が、真面目に
天然染料だけで糸を染め、
真面目に手織りをしました。
と言う事が、品物から滲み出て
何とも気持ちのいい織物。
あつ、そう言えば野の花染工房の
諏訪社長さんが仰って印象深い
言葉に「藍染だからと言って
藍の染料が落ちてはいけない」と。
これ画期的な考えで、我々は
藍の染料は落ちるものと教えられ
お客様にもそう説明してきました。
で、お召しになられると帯に藍の
染料がついてしまう事がある事を
納得してお求めいただいていました。
でも、これからの和装業界、
そんな事ではいけないので
染料が落ちない藍染めを目指し
努力している、とのこと。
そんな、真摯な姿勢が素晴らしく
品物にも表れているなー、と
思わせていただきました。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。