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重要無形文化財保持者、北村武資先生をしのんで。

ブログ 2022年8月22日

画像は、お借りしました。

 

 

Vol.2009

 

 

 

本日は、「重要無形文化財保持者

北村武資先生をしのんで。」です。

 

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

平成7年(1995年)「羅」、

平成12年(2000年)「経錦」

でともに重要無形文化財、

いわゆる人間国宝に認定

された北村武資先生。

 

 

 

令和4年、今年3月31日に永眠され

享年86歳、まだまだご活躍を

願っていましたので、残念です。

 

 

 

北村先生と言えば、研究熱心

で有名、今までにある織物から

発展させ全く新しいものを創造。

 

 

 

 

代表的なものが「羅」帯で

当初は、一般的な「羅」組織。

 

 

 

初期の「羅」帯            「上品羅」帯

 

 

それが、研究を重ね独自の

「上品羅(じょうほんら)」を

編み出されました。

 

 

 

 

この「羅」織、実物を見ても

どの様な組織で構成されて

いるのかが分かりません。

 

 

 

それ程、複雑で手間の掛かる

ものを創作、織り上げるとは

正に「天才」と呼ぶに相応しい。

 

 

 

西陣で織に非凡な才能を発揮

されたのが、明治の時代の

初代・龍村平蔵氏。

 

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

30代という若さで「高浪織」や

「纐纈(こうけち)織」など

数々の特許を取得し、周囲に

衝撃を与えたのです。

 

 

 

そして、平成の世に北村先生が

現れ、呉服業界も先生のお陰も

あり何とか今に至っています。

 

 

 

北村先生も後進の育成に

力を注いでおられましたが

先生を超える方は、まだ

いらっしゃりません。

 

 

 

旺盛な探求心と高度な

技術、豊かな感性、類い

まれな感性を併せ持った

正に「織の巨匠」。

 

 

 

重要無形文化財とは、その人

一代限り、後継者が必ず認定

されるとは、限りません。

 

 

 

呉服業界にとって、これほど

の損失を感じた事は、今まで

ありませんでした。

 

 

 

それ程の衝撃ですが、当店にも

遺作がありますので、ご覧に

なりたいお方様はご連絡を。

 

 

 

電話0564‐22‐3259

メールkimono@ichikoshi.com

まで、お願いいたします。

 

 

そして、お悔み申し上げます。

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

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