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「美しいキモノ」・秋号のきもの美人の四季に思う事とは?

ご紹介 2022年8月26日

画像は、お借りしました。

 

 

 

Vol.2022

 

 

 

本日は、「「美しいキモノ」・秋号の

きもの美人の四季に思う事とは?」です。

 

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

今日は、8月26日もう8月も

終盤、来週には9月が始ります。

 

 

 

もう秋がそこまで来ても

良い時季ですが、実際には

まだまだ暑い日が続きそうです。

 

 

 

そんな今日は、「美しいキモノ」

京都美術館所蔵の名品に見る

きもの美人の四季・第11回目は

伊藤快彦(やすひこ)作

「大奥の女中」と題された油彩画。

 

 

 

副題として「人物の内面まで

表現された大奥の女中像」と

あります。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

 

この女中、重ね着をして

打掛を着ている事から

相当身分の高い女性で

しょうか?

 

 

 

写真と見まがうような

写実的に表現されていて

豊かな黒髪とぼってりした

唇が印象的です。

 

 

 

また、打掛の絹の質感や花模様

の刺繍の立体感など徹底した

描写力での装束が大奥の女中

として堂々とした美しさが

際立っています。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

 

ここで私が注目した所は

刺繍の立体感も素晴らしい

のですが、刺繍の光沢。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

 

「照り刺繍」と言って刺繍糸を

撚糸せずに使う事で、光に反射し

美しい照りが出るのです。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

また、肩からお袖、身頃にかけての

シワのより方が正絹白生地のシワ、

ふんわりとしたドレープ状となり

正に絹の上質感が表されています。

 

 

 

正絹でも御召生地や紬地では

この様なシワは出ませんし

麻のシワとも違います。

 

 

 

増して化繊のシワは、まさしく

それと分かります、(あくまで

個人の感想です。)

 

 

それゆえに化繊をお召しに

なるのを避けているお客様も

おられるほどでした。

 

 

 

でした、と過去形にしたのには

訳があって、東レのシルック系は

それに当たりません。

(あくまで、個人の感想です。)

 

 

正絹と見間違えるような

質感とシワが出ます。

 

 

 

明日は、その東レのシルック系の

着物地をご紹介いたしますので

こう、ご期待を!

 

 

 

それにしてもこの油彩画、

確かな観察眼と徹底した

描写力によって、凛々しく

威厳のある大奥の女中の

美しさを捉えた肖像画の

代表作と、ありました。

 

 

 

本当に素晴らしい!!

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

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