昨日の京都出張、ご報告。
ブログ 2022年9月3日
Vol.2030
本日は、「昨日の京都出張、ご報告。」です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
昨日の9月2日から72候では
「禾乃登(こくものすなわちみのる)」
稲が実り始める時季、と。
画像は、お借りしました。
そんな日に京都出張を日帰りで
行ってきました。
業界的には、10月の秋の実需
を控えた9月は、商戦真っ只中
となります。
で、昨日伺った問屋さんも
秋物がバッチリと揃っていた
のです。
筆頭は、新会長・社長就任
記念展を行っている、当店の
メインお取引先の「千切屋」さん。
今回は、記念展と言う事で
例年以上の品揃えをされて
いました。
今年3月、病に倒れ亡くなれた
重要無形文化財保持者、いわゆる
人間国宝の北村武資先生の遺作。
画像は、お借りしました。
それはもう、圧巻の品揃えで
他の人間国宝の先生の作品が
霞むほどでした。
そして、正統派の京友禅染で
手の込んだ重い加工を施した
大振袖から訪問着に絵羽コート地。
これ全て、「千切屋」さんの
オリジナルのお誂え、今どき
これほど創るとは恐れ入りました。
これだけの品物を誂えるには
半年以上前より創り始めないと
今展には間に合いません。
それ程、今年の9月展に
掛ける想いがひしひしと
伝わってきます。
また、「千切屋」さんは染物
は、勿論一流ですが帯類も
龍村美術織物をはじめ錚々たる
機屋さんとお付き合いがあります。
その品揃えも圧倒されるほど
変な表現ですが「よだれ」が
垂れる程、素晴らしい品物ばかり。
そして、本場結城紬などの
織物から八掛、胴裏、肩裏
などの裏地までお取り扱い
があります。
当店の様な小さなお店には、
1軒で何でも揃い、重宝する
問屋さんなのです。
そんな、創業297年の「千切屋」
さんが、今後も事業を脈々と
される事を祈念して、「千切屋」
さんを後にしました。
その後の問屋さん訪問は
機会があればお知らせ
いたします。
それ程、「千切屋」さんは
インパクトがありました(笑)
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。