爪搔き本つづれ織り展での奥のコーディネート。 | 着物・貸衣装・レンタルなら岡崎の「いちこし」へ。

呉服のいちこし

0564-22-3259

ブログ

爪搔き本つづれ織り展での奥のコーディネート。

ご紹介 2022年10月18日

Vol.2073

 

 

 

本日は、「爪搔き本つづれ織り展での

奥のコーディネート。」です。

 

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

今日10月18日より72候では

「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」

キリギリスが戸口で鳴き始める時季。

 

 

 

野にいた虫たちが、軒下に移り

戸口に移動するのは、暖かい

場所を求めているのです。

 

 

 

そんな今朝、新聞を取りに

玄関のドアを開けると、ぷーん

と金木犀の良い香りが漂いました。

 

 

 

金木犀も、もうすっかり開花

して香りを放つのは、ここ1週間

余り、存分に楽しみます。

 

 

 

空気も凛として、澄みきり

気温も段々と下がっている

今日この頃。

 

 

 

今日は、先日までの展示会での

奥のコーディネートをご披露

いたします。

 

 

 

着物は、米沢の野の花染工房さん

の「みなも」と名付けられた紬着尺。

 

 

 

 

「くり」と「さくら」の草木染に

「本藍染め」を横段に織り込み、一部を

メガネ織りにした手の込んだもの。

 

 

 

 

 

 

この紬着尺、着物の仕立てる時

柄の配置を考えて仕立てをしないと

お召しになった時に着姿が違います。

 

 

 

 

今回は、左衿と胸に藍染めを

配置、右衿付近は無地にし、

上前と衽を段違いにしました。

 

 

 

で、さくらの染が裾に出る

ように断ち合わせを仕立屋さん

にお願いしました。

 

 

それに、今回の発表の

爪掻き本つづれ織りの帯を

合わせました。

 

 

薄い茶色の地色にレンガ朱

の横段を織り込んでいますが

横段の手の込みようが半端ない。

 

 

 

 

左端から右端に進むにつれ

レンガ朱の色が薄くなり

自然なぼかしになっています。

 

 

 

染でぼかしを表現するのは

まあまあ、ありますが織で

ぼかしを表すのは至難の業。

 

 

 

 

当然、腹の柄も同様になって

います。ぼかす事で柄の立体感

が出て、奥行きを感じます。

 

 

 

そんな、米沢織の草木染紬と

爪搔き本つづれ織り帯の

コーディネート、如何でしょうか?

 

 

 

 

こんな風に爪搔き本つづれ

織り帯は、柄行や箔使いなどで

フォーマルにもカジュアルにも

向くように織られています。

 

 

これからのお出掛けに

ひと揃え、如何でしょうか?

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

記事一覧に戻る

先頭へ

Copyright (C) ICHIKOSHI All Rights Reserved.