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打敷きに入れる「家紋」メールやlineでなく、直接伺って確認するのは?

ご紹介 2022年10月22日

Vol.2077

 

 

 

本日は、「打敷きに入れる「家紋」

メールやlineでなく、直接伺って

確認するのは?」です。

 

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

今日、午前中にお伺いするお宅は

先週当店で催した「爪搔き本つづれ」展

で「打敷き」をご注文いただいたお客様。

 

 

 

 

 

 

その打敷きに「家紋」を入れる

のですが、ご主人のご実家の「家紋」

が、分からない、と。

 

 

 

そこで、ご実家に伺ってお仏壇か

お墓に施してある「家紋」の写真

を撮ってきてもらう事に。

 

 

 

 

ですが、お仏壇に「家紋」の

施しがなく、仏間に掲げられた

額の「家紋」を撮って来た。と。

 

 

 

それを、確認する為に訪問

する訳です。

 

 

 

ま、今のご時世、画像をメールか

lineをしていただければ済むこと

ですが、それが出来ない年代の方。

 

 

 

そこで、伺う事になりますが

「家紋」にはそのお家の由来

や長い歴史があります。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

元々「家紋」は、公家の乗り物

「牛車」を特定するために付けられた

と言われています。

 

 

 

公家たちは、「牛車」が自分の

ステータスである一方、自分の

車をいち早く見つけ出すための

目印も必要でした。

 

 

 

そこで自分の牛車に自分好みの

「紋」という目印をつけ、さらに

優美なデザインで周囲に権威を誇示

したのです。

 

 

 

 

 

また、武家が権勢をふるった

鎌倉時代になると、戦いの為に

「家紋」が必要となったのです。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

戦場で、敵味方を見分ける必要

がある為にその目印として

「家紋」が広がったい言われます。

 

 

 

武士は戦のときは必ず目印として

「のぼり旗」を持参していました。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

また、陣屋の中で戦術を同士達

と練る時にも、陣幕に味方の

「家紋」表して結束を図ったのです。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

この後、江戸時代のなると

戦は無くなり、「家紋」は

その家を見極める為に使用。

 

 

 

町人も武家の「家紋」を見て

対応をしていた様です。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

明治期になると、全ての庶民が

苗字を名乗るようになり、戸籍

が編製されると同時に「家紋」

も一般的となりました。

 

 

 

そんな受け継がれてきた大切な

「家紋」を間違ってしまうと

とんでもない事に。

 

 

 

なので、直接伺って確認を

しなければなりません。

これも、大事な仕事なのです。

 

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

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