茶道の先生が締めている帯がステキと、ご来店されたお客様です。が?
ブログ 2023年1月28日
Vol.2178
本日は、「茶道の先生が締めている帯が
ステキと、ご来店されたお客様です。が?」です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
昨日12時過ぎに、当店のドアが
開くと鳴るチャイムが鳴りました。
丁度、昼食を終えてくつろいで
いた所でしたが、急いで店舗の
方に降りて行きました。
大体、この時間に鳴るチャイムは
運送屋さんが配達に来る時間です
ので、今日もそうかな、思って
いたら、女性がお一人店頭に。
で、「いらっしゃいませ」と
ご挨拶をすると、すかさず
「帯が欲しいのです。」と。
それから、お話をうかがうと
当店とは、もう30年以上ご贔屓
いただいている茶道の先生の
お弟子さんでした。
その先生が締めておられた
帯が余りにも「ステキ」だった
ので、何処で求められたかを
お聞きしてご来店いただいた、との事。
どんな着物に締めたいのか?
ご予算は、どの位なのか?
などお聞きしたところ。
お茶席以外普段、着物は着ない
けれど大島紬に合わせたい事と
ご予算を仰いました。
ま、着物をご持参いただけば
それに合う帯をお見せ出来ます
が、今回は、お持ちではありません。
雲をつかむ様な事ですが
お客様のお好みの傾向を
知るのも重要です。
当店にある、大島紬に合って
お年頃に相応しそうな、おしゃれ
帯をお見せする事にしました。
十数点お見せしましたが
お気に召す帯が無いようで
そして「先生が締めていた
様な帯が良い」と。
これ、非常に難しい選品となる
パターンで、そのものズバリの
帯は、まずありません。
呉服の場合、それが型染小紋で
あっても同じ様な品物を見か
ける事は、ほとんどありません。
そして、先生のお好みは、かなり
個性的で、一般的ではないのです。
現在、どのメーカーも生産量を
絞り込んでいるので、その様な
個性的な帯を探すのは、至難の業。
お客様には、来月当店で行う
催しのご案内を差し上げる様
ご住所をお聞きしてから当店
を後にされました。
この様に、目的の品物が余りにも
明確になると、返って探す事が
難しくなります。
ですが、2月月初は京都に出向き
お客様向きの品物探しをします。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。