タンスに眠るお宝呉服をコートにリメイクしてみました。
ご紹介 2023年2月26日
Vol.2207
本日は、「タンスに眠るお宝呉服を
コートにリメイクしてみました。」です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
先日、横浜より荷物が届き
開けてみるとコートのお仕立て
上りが入っていました。
コートと言っても、洋装のもので
1月に当店で催した「リメイク」展
で奥が注文したものです。
「着物に新たな息吹を!」でタンス
に眠る思い出の着物を熟練の技と
最新の設備により、再びファッション
として蘇らせます。
最新の技術とは、CAD(キャド)
システムでパターン製作・修正を
行いますのいで、お客様のサイズ
に合わせて5号から21号までの展開が可能。
また、CADより送られたきた
パターンデータを自動裁断機
CAM(キャム)で3~8分で裁断。
そして、ここからが熟練の技、
素材(生地)やパーツ箇所に
合わせ、貼る芯地を選択し、
120℃∼140℃の高温でプレスします。
この適切な芯地を張る事で
着易く、シワになりにくく
通年通してお召しになれる
洋服となります。
今回は、お客様よりいただいた
大島紬の道中着、奥には身丈が短く
着用出来なかったものリメイク。
裏に芯地を張り、薄い大島紬が
しっかりした生地に変身、黒色
の別生地を有効的に使います。
通常のリメイクでは、別布を
使わず、着物の生地だけを
使用していましたが、別布を
使えばデザインも豊富になります。
今回は、縦に黒色を足す事で
全体が、スタイリッシュに見え
なかなか良い出来上がり。
軽く、着易いコートは、袖口
を折り返す事も出来、着用期間
が長いのも特徴。
機械縫いと手縫いのバランス
アイロン・プレスの用い方など
全てが熟練な技術を持つひとり
のオペレーターが1着を縫い上げます。
品物に対する責任感と愛情で
作品を 仕上げてゆくのです。
この様にタンスに眠るお宝呉服
リメイクのご注文も承ります。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。