呉服この道45周年記念で夢の様な「染の一富司」さんの品物をご紹介出来ます。その4。
ご紹介 2023年3月12日
Vol.2221
本日は、「呉服この道45周年記念で
夢の様な「染の一富司」さんの
品物をご紹介出来ます。その4。」です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
昨日、ご来店のお客様は、お母様
より譲られた袷の御召着物をお単衣
へとお仕立替え。
身丈が足りなくて、胴に布を
足してお仕立し、出来上りを
ご覧になられてお喜びでした。
また、芯が柔らかすぎて締め
にくい袋帯や譲られた着物を
持参され、色々とご相談に
のりました。
その後、当店で来週から催す
「染の一富司」展のご案内をし、
元々は「染の北川」さんに在籍
していた事を説明すると。
「染の北川」さんの着物をお持ち
との事。一般消費者にも「北川」
さんの名が浸透している事が
分かりました。
で、今日はその「染の一富司」
さんの品物をご紹介いたします。
こちらは、縮緬生地をグレー地にし
オモダカとつる葵を重厚に染め出し
した加工着尺。
葵は、摺疋田(すりひった)技法と
ぼかしを手差しで染色、オモダカも
手差しでぼかしを施しています。
大変、手が込んだ染色で職人の
技術の高さと根気のいる作業が
手に取るように分かる品物。
全体柄ですが、ある程度の格式
ある袋帯やつづれ帯を締めれば
準フォーマルとしてお召いただけます。
勿論、織名古屋帯をすれば
お茶会に、染帯を締めれば
おしゃれ着としても大丈夫。
帯を替える事でお召になる
シーンが増える着物となります。
また、羽織や道中着にすれば
紬や小紋などのおしゃれでも
無地や付下げなどのフォーマル
でもお召いただけます。
こちらは、塩瀬生地にカキツバタ
の染名古屋帯、色の鮮やかさと
奥行きの深さが尋常ではありません。
と言うのも、この染めをした
職人は通常、友禅として一番
しっかりとした色を塗る留袖
などを色差しする方。
ですので、ここまで色柄が
しっかりとした染帯は、通常
なかなかありません。
そんな、業界の常識を飛び越えて
品物創りにこだわる「一富司」
さん、ならではなのです。
そんな「染の一富司」展ご興味の
あるお方様は、電話0564‐22‐3259
メールkimono@ichikoshiまでご連絡
いただければ、ご案内状お送りいたします。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。