進歩の遅い染織業界ですがそれでも日々、新しい技術が? | 着物・貸衣装・レンタルなら岡崎の「いちこし」へ。

呉服のいちこし

0564-22-3259

ブログ

進歩の遅い染織業界ですがそれでも日々、新しい技術が?

ご紹介 2023年5月17日

画像は、お借りしました。

 

 

Vol.2286

   

 

本日は、「進歩の遅い染織業界ですが

それでも日々、新しい技術が?です。

   

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

   

ご訪問ありがとうございます。  

 

 

昨日の当ブログでは、江戸時代に

贅沢や華美な装いを禁止して

倹約を推奨・強制する為の法令

「奢侈禁止令」が施行。

 

 

 

 

そのために絞りや刺繍などの

和服を作るうえでの技法が禁止

され、止む無く「友禅染」が発展。

 

 

 

それが、今日まで脈々と繋がり

現在に至っていますが、染織の

技術も遅いですが進化しています。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

30年ほど前までは、1801年に

フランスで発明された、厚紙に

穴を開けた「紋紙」に糸を通し

織るジャガード織機が主流。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

その後、フロッピーデスクを

使ったコンピューターシステム

にとって代わりました。

 

 

 

が、それも今では、フロッピーデスク

の生産中止に伴いSDカードやUSBメモリ

を使用しているようです。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

 

そして、染色でも技術の進歩が

あり以前の型染は、職人が型紙

を生地に置いていました。

 

 

 

 

それが、銅製のローラーに染料を

つけて、回転をしながら染色する

方法の「ローラー捺染(なせん)」へ。

 

 

画像は、お借りしました。

 

そして、今では家庭用プリンターの

主役、インクジェットでプリント

する染色方法もあります。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

そして、その機械染の染め上がり

が半端なく手染に近くなって

いるのも事実。

 

 

 

と言うのも、20年ほど前に

娘さんの所に振袖のカタログ

が送られてきたお客様。

 

 

 

それを持って、当店に飛び

込んで来られました。

 

 

カタログの振袖の写真をご覧

になられ、こんなインクジェット

印刷の様な着物が、有って良いのか?と。

 

 

見せていただければ、確かに

インクジェットプリントした振袖

のオンパレードで趣がありません。

 

 

 

それが、2020年東京博物館で

開催された特別展「きもの」

では、名品から複製した着物が。

 

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

私の目を疑いましたが、複製品

は全てインクジェットピリントで

その出来上がりの素晴らしさに絶句。

 

 

進歩の遅い染織の世界でも

この様に新しい技術が生まれ

手間をかけた本物と見まがう

ものが出来ています。

 

 

新しい技術も昇華して一般的に

なれば、以前の友禅染の様に

なるのでしょうか?

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

記事一覧に戻る

先頭へ

Copyright (C) ICHIKOSHI All Rights Reserved.