今日5月18日は、「国際博物館の日」「一竹辻が花」は、博物館の小裂の出会いからです。 | 着物・貸衣装・レンタルなら岡崎の「いちこし」へ。

呉服のいちこし

0564-22-3259

ブログ

今日5月18日は、「国際博物館の日」「一竹辻が花」は、博物館の小裂の出会いからです。

ブログ 2023年5月18日

画像は、お借りしました。

 

 

Vol.2287

   

 

本日は、「今日5月18日は、「国際博物館の日」

「一竹辻が花」は、博物館の小裂の出会いからです。」です。

   

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

 

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

今日5月18日は、「国際博物館の日」

国際博物館会議(ICOM)が1977年に制定し

1978年から実施。日本では日本博物館協会

を主体として2002年から参加している。と。

 

 

 

私も、興味のあるものや話題の

もの、染織に関係ある催しなど

の博物館見学を心掛けています。

 

 

 

染織の世界で博物館での小さな

出会いが、その方の人生を変え

その道に邁進する人がおられます。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

45年ほど前に和装業界に新風を

吹き込み、当時一世を風びした

「辻が花染め」。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

そのブームの火付け役で第1人者

だった、故「久保田一竹」先生も

そのひとりだったのです。

 

 

 

20歳のとき、東京国立博物館で

室町時代の「辻が花染め」の

小裂に出会いました。

 

 

 

一竹先生は、その小裂の美に魅了

され、過去の模倣でなく、現代に

息づく染色としての独自の「辻が花染め」

の研究に心血を注いだのです。

 

 

 

ですが、召集、敗戦、シベリアへ

の抑留を経験され31歳で無事復員、

生活のために従来手懸けていた

手描友禅で生計をたてていました。

 

 

 

そして、40歳にしてやっと本格的に

「辻が花染」の研究に取り組み始める

ことができたのです。

 

 

 

 

困窮の時代を経て20年間の辛酸を

なめ尽くした研究の末、60歳にして

初めてひとつの完成を迎え、これを

「一竹辻が花」と命名されました。

 

 

 

そして、その「一竹辻が花」と

私の出会いは、1978年5月、上司

の得意先で見せていただいた一冊の雑誌。

 

 

 

 

そこには、今までに見た事もなく

得も言われぬ着物、妖艶で力強い

「一竹辻が花」訪問着が。

 

 

 

その後、銀座・シグナスホール

で行われた先生の展覧会は、

大盛況で6階の会場まで1階から

行列が出来るほど。

 

 

 

 

 

先生の業績や受賞歴は、目を

見張るものが、あのあたりは

調べていただければ、と思います。

 

 

 

一度、上司と当時の一竹先生の

三鷹のご自宅に伺った事を

懐かしく思い出しました。

 

 

 

この様に、ひとつの小裂との

出会いが、その後の人生を

大きく変えることがある博物館。

 

 

 

私は、そんな事はありません

でしたが、今後も向学の為、

博物館、美術館を訪れたいと

思っています。

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

記事一覧に戻る

先頭へ

Copyright (C) ICHIKOSHI All Rights Reserved.