阿川泰子さんの母譲りの美しき上布をまとう。をご紹介。
ご紹介 2023年8月25日
画像は、お借りしました。
Vol.2385
本日は、『阿川泰子さんの母譲りの
美しき上布をまとう。をご紹介。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
お母様が亡くなられて、思わず
譲られてしまった、いわゆる
形見分けとなった和服。
それに積極的に向き合っていく
ことを決意された阿川佐和子さん
「チンプンカンプン」なことばかり。
画像は、お借りしました。
と、迷走しながら、歩みはじめた
着物ライフですが、夏に着物を
装うのは苦痛以外にない!
と、信じ込んでおられましたが
お母様の残した着物の中に
魅力的な夏着物がいっぱい。
志賀直哉夫人よりの上布とお母様の付け帯。
画像は、お借りしました。
たとう紙には、お母様の字で
「ばっちゃん(母の叔母)から
いただいた宮古上布」。「志賀直哉
婦人より。茶色の上布」、などなど。
それらを見ているうちに
「着てみたい!」と言う意欲
がムラムラと湧きあった、そう。
夏の着物地は、「絽」と「紗」
があり、どちらも透け感があるが
よりスケスケなのが「紗」。
宮古上布の画像は、お借りしました。
そして、上布は麻の織物で、
スケスケの上にシャリシャリ
で涼しそう。
でも、でもいくらスケスケの
生地であろうとも、着物に襦袢
それに帯を巻き付けば、暑いはず。
でも、踊りの師匠のご友人は
「洋服を着るよりも着物の方が
らくちん」と豪語されるも、やっぱり
暑いに違いない!と疑いつつ。
画像は、お借りしました。
着付けをお手伝いしていただいて
宮古上布をお召しになった所、
想像したほど、暑く感じない、と。
むしろ、シャキッと背筋が伸びた
気分になり、気構えとしては
「涼しくみせたい」と覚悟された様です。
そう、夏着物は、想像よりも
暑く感じませんし、お召しに
なるもので随分、感じ方が違います。
一般的に化繊素材は、暑さを
感じますし、汗の吸い取りも
不向きです。
そして、「絽」は、生地風が
柔らかいので、肌に張り付き
風の抜けがいまいち。
「紗」は、生地風が硬いので
肌から浮いて、風が通るので
暑さを感じにくくします。
「上布」も張りのある生地風
ですので風を通します。
こんな風に素材の特徴を知れば
より最良の選択が出来ますので
夏着物を楽しんでいただけます。
そんなお手伝い、承ります。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。