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松岡姫四丈物白生地を一つ紋付の色無地着物に別染する難しさとは?

ご紹介 2023年11月12日

Vol.2465

 

 

本日は、『松岡姫四丈物白生地を一つ紋付の

色無地着物に別染する難しさとは?です。

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

ご主人様の3回忌を終え、追悼の

お茶会を今秋から来春に変更された

お客様にご提案した松岡姫、四丈物

白生地一つ紋付の色無地着物。

その過程の記事は、こちらを。

 

 

 

その、別染が出来上ってきましたが

その別染に際し、2色の色で迷われて

いたお客様の為に試し染めをしました。

 

 

小さい見本色片より白生地に染めたました。

 

 

それが、こちらで見本色に

合わせて、見事なまでに同じ色

に染め上がっています。

 

 

 

染色は、職人の腕の見せ所ですが、

それは、色を作るところから始まり

染める時の温度や湿度で微妙に色が

変化します。

 

 

 

それと、染める生地によっても

変わり駒生地と紋生地では、同じ

色でも染め上がりの見え方が異なります。

 

 

 

そこを、考慮して試し染めを

された職人さんは、非常に腕

がよく、頭が下がる思いです。

 

 

こちらの色に決まりました。

 

 

そして、お客様にお見せして

色が決まりましたが、ここでは

見本色よりも地味にならない様にと。

 

 

 

別染めは、その都度職人さんが

色を作り染めますので、同じ色

を出す事が、非常に難しいのです。

 

 

 

ですので、見本色に遜色なければ

良いのですが、違う色味になっても

派手にならない様にとか、地味に

ならない様にと指示を出します。

 

 

 

 

そして、染め上がってきたもの

が、こちらで見本色よりも少し

だけ派手になって染め上がってきました。

 

 

 

これ位なら許容範囲ですし、染め

直しなども出来かねますので

こちらでお仕立てをします。

 

 

 

黒い実線辺りで背縫いとなります。

 

 

また、ご紋も抜き紋で中陰紋にした

ので追悼茶会に相応しい無地一つ紋

付着物となります。

 

 

 

お仕立てが出来上がって

来ましたら、このブログで

ご紹介いたしますので、お楽しみに!

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

 

 

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