今日11月22日より72候では、「虹蔵不見」和服の「虹染(にじそめ)」のご紹介。
ご紹介 2023年11月22日
Vol.2475
本日は、『今日11月22日より72候では、「虹蔵不見」
和服の「虹染(にじそめ)」のご紹介。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
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今日11月22日より24節季では「小雪」
72候では、「虹蔵不見」(にじかくれて
みえず)、虹を見かけなる時季、と。
画像は、お借りしました。
この頃から曇り空が多くなり
陽射しが弱まり、虹を見ること
が少なくなります。
「虹」で思い出す事は、「虹染」。
本郷大田子先生が、独自に編み出した
染色方法です。
画像は、お借りしました。
私が、最初に「虹染」に出会った
のは、和装業界に入って間もない
昭和53年春だったと記憶しています。
当時、呉服の知識を一切持たない
私が、家業を継ぐために神戸の
丸三イトカワ(当時)にお世話に
なりました。
そこで、ゴールデンウイーク明け
だったと思いますが、本郷先生の
個展が開催されるとお聞きして
京都の会場に赴きました。
画像は、お借りしました。
そして、初めて拝見する「虹染」、
ため息が出るほど美しい染め上がり
に感動したのを覚えています。
それは、今までに見た事のない
着物でした。着物の地色は、「単色」
が一般的な時に多彩な色をかけ合わせ
地色を染める「虹染」。
「虹染」に似た「ぼかし染め」は
薄い色から濃い色・濃い色から薄い色
というものが多いですが、「虹染」は
染め重ねていきます。
「虹染」は、色合い表現に特化した
もので、彩色や地染めなど色彩表現
の部分を指し、紋様表現には防染に
ロウを使う臈纈染(ロウケツソメ)と
併用し、先生一人で最後まで仕上げています。
画像は、お借りしました。
そして、初代・本郷先生の代表作
が、こちらの「連山朝ぼらけ」。
十数年の歳月を費やして発明
された「虹染」は、その特質と
功績が認められ、昭和50年に
京都府より「創意工夫発明
功労賞」が授与されました。
ここに名実ともに染色の
第1人者となられたのです。
そんな「虹染」ご興味のある
お方様は、ご連絡お待ちしています。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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