和装の製造現場では、真摯に物創りをしています。
ご紹介 2023年12月8日
Vol.2491
本日は、『和装の製造現場では、
真摯に物創りをしています。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
今日12月8日は、「対米英開戦記念日」
(太平洋戦争開戦記念日))1941(昭和16)年
12月8日午前3時19分(現地時間7日午前7時49分)
日本軍がハワイ・オアフ島・真珠湾の
アメリカ軍基地を奇襲攻撃し、3年6箇月に
及ぶ大東亜戦争対米英戦争(太平洋戦争)
が勃発しました。
画像は、お借りしました。
そう言えば、父もフィリピンで
従軍していて、小さい頃一緒に
お風呂に入ると銃弾の跡をみせて
くれました。
一生消えない、心と身体の
傷だったことでしょう。
さて、和服も製造時に傷が出来て
しまう事が、ありそれを「B反」
と呼んでいます。
赤丸の所が、傷です。
B反は、製造者にとって最も
心残りとなる品物で、原材料費
や手間は、普通品と同じです。
が、傷がある為に普通品よりも
値段を下げて市場に出さなければ
なりません。あるいは、市場に
出さない事も。
もう10年くらい前、新潟県十日町
に機場見学に行った時の事、糸を
機に掛けて手織をしている職人さん
がおられました。
社長さんに色々、説明を聞いて
いて、ふとその職人さんを見て
みると、織られた糸を解いているのです。
えっ、何で?と思いお尋ねすると
織り端から3㎝位前に織傷がある
からそこまで解いて直すとの事。
えっー、折角ここまで織っても
織傷があると、「B反」となって
市場価値が急降下してしまう。
それでは、原価割れしてしまう
ので、解いて普通品にするのです。
そして、織っている時には、この
傷が分からず、織り上がってから
分かるのだそう。
何とも厄介ですが、製造現場
では、それほど真摯に物創り
を行っています。
そんな品物で商売させて
いただいている事に改めて
感謝いたします。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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