「着物と生け花には、多くの共通点がある」と感じる華道家の着物。
ご紹介 2024年1月18日
画像は、お借りしました。
Vol.2530
本日は、『「着物と生け花には、多く
の共通点がある」と感じる華道家の着物。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
華道「新生流」副家本・山根奈津子
さん曰く、「着物と生け花には、多く
の共通点がある」、と感じるそうです。
着物は、その格式に合った帯を
選びますが、色合いや柄行など
も合わせることが重要です。
生け花も格の高い松に野の花
合わせてしまうと、軽すぎて
ちぐはぐな印象になるそうです。
また、個性の強い花器には
何種類も花を入れすぎず、
キリリと一種類生けた方が
お互いが、映える。
花器、そして花同士の釣り合い
が、非常に大切ですが、それは
着物にも通じます。
着物と帯、それぞれの模様や
差材の格が釣り合って、初めて
真のおしゃれな着姿となる様に
思います。と言われています。
正に仰るとおりで、先程の
格式や柄行を釣り合わせ、
素材感も合わせれば、完璧!
そして、お花会の期間中も初日
と最終日は、訪問着で中日は
小紋や紬をお召しになり会期中に
変化を付ける心配り。
画像は、お借りしました。
それに、毎回のコーディネートを
記録し、同じお場所に最低5年間は
同じ着物を纏わない様に配慮もされる様です。
そんな山根さんが重視されて
いる事が、「色」と言う要素。
曰く、「常に花に触れている
からでしょうか、やはり色には
特に敏感になります」。
そして、たとえば一口に白い花
と言っても、透明感のある「白」
から生成りがかった「白」まで
無限に近くあります、と。
そう言えば、アンミカさんが
「白は、200色あるねん!!」
と仰っていました。
突き詰めれば、突き詰めるほど
奥が深いと思われる「色」の世界、
少しでもお客様に喜んでいただける
様、学んでいきます。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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