「伊勢型小紋・人間国宝三人展」の品物と表裏締められる八寸帯のご紹介です。
ご紹介 2024年3月11日
Vol.2583
本日は、『「伊勢型小紋・人間国宝三人展」の品物と
表裏締められる八寸帯のご紹介です。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
2011年3月11日、午後3時前に
当地でも揺れを感じ、「大丈夫か?」
と思ってテレビを点ければ、東北に地震と。
その後、友達に電話を掛けるも
一向に繋がらなかったことを
思い出しました。
あれから13年、事故に合った原子力
発電の「デブリ」は、未だに1gも採り
出せていないのが現状。
被災された方、被害に遭われた方
全てにお見舞いを申し上げ、普通の
暮らしを送れる事に感謝。
感謝と言えば、当店が当地に
新店舗をオープンして今年で
20年が経ちました。
これもひとえにお客様お一人
おひとりのお陰と感謝申し上げます。
そして、20年を記念して昨日より
催しているのが、「伊勢型小紋・
人間国宝三人展」。
そして、昨日の当ブログの続きで
人間国宝の型紙を使い染め上げた
品物と新製品をご紹介いたします。
今日は、「突彫り」(つきぼり)で
認定された南部芳松さん、細長い
三日月形の小刀を使い、友禅などの
やや大柄の文様を彫られました。
代表的な図柄は、「ひじき縞」「菊菱」
「七宝」などがありますが、今回
ご紹介するのは、「格子縞に笹」。
毛万筋ほどは、細くありませんが
それでも繊細な格子に笹を随所に
散らした文様。
型を彫るのに守る事は、柄が
切れない事、切れると型として
使い物ななりません。
それを計算しながら、繊細に
彫り進める技術は、もはや
神業に近いかも?
そして、今回初ご披露の品物は
博多織の八寸帯に伊勢型で表裏
の両面に染めた帯。
両面染めても片面の柄しか締める
事が、出来ないと思われがちです
が、トンネル仕立をすれば、両面
締めていただけます。
そんな、新製品をご覧いただける
のも今日と明日、二日間のみです。
ぜひ、お出掛けくださいませ。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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なら何でもご相談、承り必ず
最善のお応えをいたします。