譲られた和服が、山のようにならない為にする事とは?
お手入れ 2024年3月31日
Vol.2603
本日は、『譲られた和服が、山のように
ならない為にする事とは?』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
当店のお客様で、お友達に誘われ
和服をお召しになる様になられた
お方がいらっしゃいます。
そこで、母親や親せきの叔母ちゃん
に和装に目覚めた事を何気なく
伝えた所、えらい事のなった、と。
と言うのも、もう着物をお召しに
ならなくなった、その方たちから
どんどん和服が、譲られるのです。
そして、気付いたら自宅の
タンスに入りきらない程の
和服の山になってしまった、と。
ここで、譲られる和服で注意
しなければならないことが、
ありますのでご教授いたします。
まず、何でもかんでも見境なく
いただかない事が、重要と
なります。
と言うのもお好みでない色柄の
和服は、いつまで経っても、お好み
は変わらず、着用しないのです。
また、余程気に入った和服で
ない限り、寸法を直して迄
お召しにならないことが、多くあります。
身丈が、足らないとか、裄丈が
短いとか、身巾が狭いなんて
事になると、着にくいので敬遠しがち。
画像は、お借りしました。
そして、寸法直しも裄丈と袖丈
を直すなら良いですが、違う2か所を
直す場合、お仕立て替えをお勧めします。
その場合、洗い張りをして縫い
後の筋も消してからのお仕立て
替になるので、結構な出費となります。
また、寸法が合わないけれど
気に入った色柄の着物なら
羽織にお仕立て替えするのも一案。
なので余程、高価な作家物とか
貴重な織物で気に入っているのなら
良いですが、それ以外なら考えものです。
そして、以前の織名古屋帯は、全体
の寸法が、今のものより短いので
普通の着付けですと、締めにくい。
そんな時は、作り付けの帯に
お仕立て替えをすれば、締める
事が出来ますが、こちらもある
程度のコストが、掛かります。
そして、お気に入りでない和服は
処分する事をお勧めしますし、
譲られる時に断る勇気も必要かと。
これで、お好みの和服だけを
お召しになれる様になりますよ(笑)
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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最善のお応えをいたします。