4月、5月のカジュアルお単衣に故・大村禎一先生のロウ吹雪染め名古屋帯「雨」のご紹介。
ご紹介 2024年4月24日
Vol.2627
本日は、『4月、5月のカジュアルお単衣に
故・大村禎一先生のロウ吹雪染め名古屋帯「雨」のご紹介。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
さてさて、本日も昨日に引き
続き故・大村禎一先生の染名古屋
帯のご紹介です。
「雨」と題されたこちらの帯も
「ロウ吹雪染め」が施された
非常に手の込んだ染帯です。
手の込んだところは、地染め
を行っている所ですが、「雨」
の太い線は、事前に糊を置いて
染めています。
糊を置いてから、エンジ色の地染め
をし「ロウ吹雪染め」の為のロウ
を置き、墨色を染めています。
ロウを置く分量が多いために
エンジ色が前面に出て、墨色
の面積が、少なくなっています
それが証拠に裏側は、ロウの
防染が届かないため、最後に
引き染をした墨色が主体に。
そんな染帯は、糊を置いて防染
した白色の斜線が、際立ち脇の
描いた斜線との対比で雨の強弱
を表しています。
2色で染めた地色、「ロウ吹雪染め」
の効果もあり、奥行きが深く
それでいたスッキリとした印象。
勿論、「雨」の柄ですので季節感
もなく、「袷」から「春・秋お単衣」
までお使えいただけます。
ただ、少し個性的な印象の染帯
ですので、この帯が生きる着物
を選ぶ事となります。
今回は、紬地にインドネシア発の
ロウケツ染めの「バティック染め」で
唐花を表した着尺に合わせてみました。
いかがでしょうか?唐花をバティック
で染めてエキゾチックな印象の着尺に
個性的な染帯の取り合わせ。
両者ともに取り合わせが、難しい
もの同士ですが、この様に合わせる
とそれぞれが活きてきます。
この様な取り合わせのご提案も
行いますので、お気軽にご相談、
お待ちしています。
電話0564‐22.259
メールkimono@ichikoshi.com
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誠にありがとうございました。
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