今日から6月、透ける素材の夏「琉球かすり」着尺のご紹介です。
ご紹介 2024年6月1日
Vol.2665
本日は、『今日から6月、透ける素材の
夏「琉球かすり」着尺のご紹介です。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
早いもので今日から6月となり
当店としては、「決算月」と
なります。
そして、全国各地で軒並み
「夏日」の予報が出され、
実際、朝から晴天で眩しく暑い。
そんな日の和装は、もう当然
透ける素材の「夏物」で大丈夫、
と言うより、その方が良いでしょう。
そして、今日ご紹介する夏物は
宮城キヨ子さんの手織で絹100%
の本場琉球かすり。
沖縄県織物検査済之証に合格
の押印と通産大臣指定伝統的
工芸品のシールも貼付されています。
遠くインドに源を発し、タイ・
カンボジア・ベトナム・インド
ネシアなど東南アジア各地に広がった絣。
琉球王府の大交易時代の波に乗って、
沖縄に入ったのが14~15世紀ごろです。
それ以後、中国・日本や東南アジア
の影響を受けながらも、琉球の気候・
風土にマッチした独自の絣が沖縄各地
でつくられました。
その絣が、海を越え、薩摩絣、久留米絣、
米沢琉球絣、伊予絣など日本の絣のルーツ
となったのです。
琉球かすりの大きな特徴は、およそ
600種という多彩な図柄で、その爽や
かな涼感をさそう幾何学模様の図柄。
画像は、お借りしました。
それは、琉球王府時代から伝わる
「御絵図帳」をもとに、職人たちが
現代の感覚を取り入れて、オリジナル
を作り上げています。
で、今日の琉球かすりは、生成り
地によろけの縦縞、十字かすりと
琉球かすりを代表するツバメ柄を
交互の織り込んだ品物。
絹糸100%で織り上げていながら
上布の様な涼やかな地風とシャリ
感が、肌にやさしくフィットします。
普段のお洒落を特別なものに
できる夏の琉球かすりをお手に
とっていただけましたら幸いです。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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最善のお応えをいたします。