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今日8月3日は、「ハサミの日」ハサミを入れる「地の目」の色々?

ご紹介 2024年8月3日

Vol.2726

 

 

本日は、『今日8月3日は、「ハサミの日」

ハサミを入れる「地の目」の色々?』です。

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

今日8月3日は、「ハサミの日」

美容家で山野学苑創設者の

山野愛子が、「針供養」に倣って

「ハサミ供養」を提唱し、1978年

から実施。

 

 

 

八(は)三(さ・み)で「ハサミ」

の語呂合せで、 使えなくなった

鋏の供養が行われる。と。

 

 

 

 

お仕立てに欠かせない道具の

ひとつが、正にこの「ハサミ」

ですね。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

お仕立て屋さんが、ハサミを

反物に入れる時は、「地の目」

を通します。

 

 

 

生地には方向性があり、耳と

平行なラインを「たて地」耳と

垂直のラインを「横地」と呼びます。

 

 

 

耳に対して45度のラインを「バイアス

地」と呼び、この方向に合わせて裁断

することがとても重要になります。

 

 

ま、和服のお仕立ての場合は

基本的に直線裁断、直線縫い

となっています。

 

 

 

ですので、生地を裁断する時は

必ず「地の目」に沿ってハサミ

を入れていきます。

 

 

 

で、この「地の目」を考えない

のが、白生地を染色する人たち

なのです。

 

 

 

 

 

ま、染色の職人さんが「地の目」

に気を付けて染めていたら、それこそ

仕事にならない程、時間が掛ります。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

ここで、問題の生るのが、

例えば、男物のお仕立てで

裄丈を継ぐ場合です。

 

 

 

無地なら、何も問題ないのです

が、江戸小紋の「行儀や縞」など

では、そうはいきません。

 

 

継ぐところでは、お仕立て屋さんは

「地の目」を通しますが、染めに

「地の目」が通っていないので

柄が、合わないのです。

 

 

 

また、特殊な例としては、染め

袋帯の腹の柄を逆にしたいお客様

がおられました。

 

 

 

ま、締めれば隠れる所で裁断し

柄を逆にして縫製すれば、良い

ので理屈は、簡単です。

 

 

 

が、染色に「地の目」が、通って

いかったので、「地の目」を通して

お仕立てをすると、柄が傾いてしまいました。

 

 

 

ま、先の2例は、特殊な場合だった

のでお客様にご説明して事なきを

得ました。

 

 

反物に「ハサミ」を入れると

色んな事が、起こりますね(笑)

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

 

 

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