人間国宝・志村ふくみ先生の作品の魅力とは?
ブログ 2024年9月21日
Vol.2775
本日は、『人間国宝・志村ふくみ先生
の作品の魅力とは?』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
今日9月21日は、24節季「白露」
の最終日、明日からは「秋分」
となります。
が、今日も最高気温35度以上の
「猛暑日」の予報が、出されて
いる地方が、多々あります。
それでも暗くなるのが、早まり
日が落ちれば過ごし易くなります
が、本格的な「秋」はいつになるのでしょうか?
そして、昨日の続きで「志村ふくみ」
先生の「掛け軸」を2008年に手に
入れた当店。
志村先生は、その特徴である
「紬糸」を使用し、それを
「草木染め」して織られます。
「紬糸」は、繭から糸を繰り出して
撚りをかけますが、その際太さを
一定にしないので非常に野趣に富んでいます。
その織り上がりは、ザックリと
した手作りの風合いが、楽しめる
織物となっているのです。
その紬糸を「草木染め」しますが
先生は、草木から抽出したと思え
ないほど綺麗な色彩を出されます。
そして、その手から織り出される
その何とも言えないグラデーション
は秀逸、正に人間国宝の技です。
素朴でありながら、奥行きの
ある作品は、万人の心に響き
皆に愛されています。
当店の掛け軸は、「藍瑠璃」(あいるり)
と名付けられたもので、遠目では
藍一色のグラデーションに見えます。
が、近づけば瑠璃色が縦横に
走り、藍色を引き立てている
事が、よく分ります。
表装もシンプルで、作品を引き
立てていて先生のご指導が、
あったと聞いています。
そんな、志村ふくみ先生の掛け軸
は、当店のお宝として、大事の
保管してゆきます。
で、たまに店頭の掛けますので
お楽しみに!
先生は、今月30日で百寿を
迎えられますが、益々盛んに
作品を制作される事をお祈りして
今日のブログといたします。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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