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お仕立て屋さんが、避けた「洗い張り」の仕立物。

お仕立て 2025年2月20日

Vol.2927

 

 

本日は、『お仕立て屋さんが、避けた

「洗い張り」の仕立物。』です。

 

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

 

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

昨日、当ブログで記事とした

「洗い張り」「お仕立て替え」

ですが、ちょっとアクシデントが発生。

 

 

 

 

と言うのも、当店専属のお仕立て屋

さんの年齢が、78歳で左目に病気を

発症して黒地のものが、縫えないと。

 

 

 

 

元々、数年前より「喪服」は、もう

お仕立できないと告げられていた

ので、心配をしていたところでした。

 

 

 

和服の場合、「喪服」は紅又は

藍を下に染てそれから黒色を

染めるので「真っ黒」となります。

 

 

 

特に「喪服」は、生地風も光沢

のない縮緬や駒、羽二重を使う

ので余計に縫いにくくなります。

 

 

 

 

これが、お振袖や黒留袖などの

ように綸子の白生地や2度染しない

と「喪服」ほど真っ黒とはなりません。

 

 

 

ですので、その様な和服なら

お仕立てをしてもらう事は

出来たのです。

 

 

 

ですが、目の老化と病気が重なり

左目が二重に見えてしまう今、

無理にお仕立てすれば、事故が起きかねません。

 

 

 

この事故とは、縫い間違いなど

なら良いのですが、裁ち間違いを

すると取り返しが付きません。

 

 

 

そうなると、代替品を探すのにも

一苦労しますし、コストもそれなり

に掛かてしまいます。

 

 

 

それで、お客様がご納得いただ

ければ、まだ良いのですが、そう

でない場合は、一大事となります。

 

 

 

 

特に今回のように古い道行コート

の「洗い張り」などでは、代替品

は、殆ど見つかりません。

 

 

そうなれば、お客様との信頼

関係にもヒビが入り、今後の

お取り引きに影響が出る事必至。

 

 

 

そうならない為には、事前に

危険な事を避けて安全な道を

選ばなければなりません。

 

 

 

ですので、今回は京都の仕立屋

さんお願いしますが、時間と

コストが掛かってしまいます。

 

 

 

新しいお仕立て屋さんを見つける

事もこれからに仕事になりますね<m(__)m>

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

 

 

追伸・和服で、お困りのこと

なら何でもご相談、承り必ず

最善のお応えをいたします。

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