京都のひとり問屋さんより織名古屋帯を仕入れました。
ご紹介 2025年2月26日

Vol.2933
本日は、『京都のひとり問屋さんより
織名古屋帯を仕入れました。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
いよいよ、今月も月末が迫り
お取り引き先の問屋やさんが
京都や各地からご来店されます。
勿論、集金や月初の陳列会の
ご案内などお持ちになられ
勧誘をされます。
そんな中で、お一人で問屋業
をされているお方は、月初の
陳列会をされません。
ですので、そういうお方たちは
品物をお持ちになり、売り込み
をされるのです。
そんなお方のお一人が、昨日
来店され、そちらの得意分野
の帯をお持ちになられました。
中々、珍しく新しさを感じる夏の
名古屋帯や、素晴らしく繊細な
仕事をしている袋帯を持参されました。
でも、いくら珍しい夏名古屋帯
でも繊細な仕事の袋帯でも当店
に合わなけらば、仕入は出来ません。
そんな中で1本、織名古屋帯が、
目に留まり色々と検討して
仕入れる事にしました。
それが、アイキャッチに載せて
いるもので、銀色地に金色で
花華紋を織り出している帯です。
一見すると豪華そうですが金色
銀色が、それ程光らないので色無地
や江戸小紋の着物などにも締められます。
勿論、付下げなどには、真向きな
帯ですので、ちょっとしたフォーマル
なお席にも締めていただけます。
そして、昨今は生糸の値段が異常
なほど上がっているので、この新作
織名古屋帯も結構なお値段です。
が、機屋の製造現場も生糸が
高騰しているため値段の取れ
ない名古屋帯よりも袋帯にシフト。
段々と織名古屋帯の製造を
止めているので、品物を選ぶ
事が難しくなっています。
それは、私達小売屋もそうですが
お客様にも今後、影響が出てくる
と思われます。
それは、今後選択肢が、狭まり
商売をするうえで、今よりも
難しくなることを意味しています。
そんな、業界の縮小も感じた
仕入でした。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
追伸・和服で、お困りのこと
なら何でもご相談、承り必ず
最善のお応えをいたします。