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「染処・古今」さんの新作品「伊勢型小紋×天目染め」に感動しました。

ブログ 2025年3月4日

Vol.2939

 

 

本日は、『「染処・古今」さんの新作品

「伊勢型小紋×天目染め」に感動しました。です。

 

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

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全力サポートいたします。

 

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

昨日の京都日帰り出張は、非常に

中身の濃い有意義な一日となり

帰宅時には、心地よい疲れでした。

 

 

 

と言うのも最初に訪れた「染処・

古今」さんで最新作品に触れる事

が出来たのです。

 

 

 

それは、南天の地紋を織り込んだ

白生地に人間国宝・南部芳松先生

の型紙で糊を置きます。

 

 

 

南部先生は、1894年三重県で誕生

され1911年 中形彫刻の小林勇蔵に

師事され早くも 1913年に独立されたのです。

 

 

 

その後、1946年伊勢型紙彫刻組合を

結成され、初代組合長に就任 1955年

重要無形文化財「伊勢型紙突彫」保持者

に認定を受け 1959年 紫綬褒章を受章されました。

 

 

 

 

ですので、現在使われている

南部先生の型紙は、約6∼70年

時を経ているものです。

 

 

 

重要無形文化財、いわゆる人間国宝

は、個人の技術を認定される事が多

く、その方がお亡くなりになれば終わり。

 

 

 

歌舞伎の中村吉右衛門さん落語の

桂米朝さん、陶芸の井上萬二さん

などが死亡されれば活動や作品は

出来ません。

 

 

 

ですが、伊勢型紙の場合先生達が

現役の時でも糊置きや染色は、

熟練の職人さんが行っていました。

 

 

 

ですので、現在も糊置き染色は

同じ環境なので人間国宝の先生

の伊勢型紙を使っている作品が

今でも誕生する事となります。

 

 

 

そんな、人間国宝の南部先生の

伊勢型紙に糊置きをし手から

引き染めのをします。

 

 

 

 

その引き染の染料が乾かない内

にヒノキや杉の挽粉(ひきこ)を

全体に染料の上に撒きます。

 

 

 

そして、下側からガスストーブを

当て温めて挽粉に染料を吸わせ

乾かします。

 

 

 

 

その後、挽粉をキレイに取り払い

蒸しをして、余分な染料を洗い

流せば程よい「ムラ」で染まるのです。

 

 

 

 

この、自然が作る美しい「ムラ」

を天目染と名付けた第1人者が

伝統工芸士「山本富男」さん。

 

 

 

そんな、手間ひま掛けた伊勢型染め

+天目染めの着尺は、今までにない

素晴らしい出来栄えです。

 

 

 

そんな、感動さえ覚えた新作品

ぜひ、皆様にお披露目できる様

手配しましたのでそれは、この

ブログで記事といたします。

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

 

 

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