渋谷和子先生の遺作品塩瀬地染名古屋帯「藤」のご紹介です。
ご紹介 2025年3月9日
Vol.2944
本日は、『渋谷和子先生の遺作品
塩瀬地染名古屋帯「藤」のご紹介です。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
物故作家の渋谷和子（しぶやかずこ）
先生の遺作を手に入れたので、ご紹介
いたします。
京都市立美術大学（現・京都市立美術大学）
専攻科染織専攻修了され 大学で蝋染を
小合友之助先生、型染を稲垣稔次郎先生に
学ばれました。
渋紙を用いて型をつくり、糊で防染して
染める一枚型を基本とする型染作品を、
一貫して製作されていました。
鮮やかな色彩と幾何学的な図形や
パターンによって創り出される
抽象表現は、高い評価を受けていたのです。
先生の作品には多くのファンが
ついていましたが、何故か作品
数が、極端に少なかったのです。
そして、今回手に入れた作品は
塩瀬の白生地に「藤」と名付け
られた染名古屋帯。
何とも渋谷先生らしい造形美
と配色で個性が際立っていて
楽しい気持ちにさせてくれる帯。
前腹の柄行もお太鼓柄とリンク
していて破綻のない構図で
素晴らしい出来栄えです。
「藤」と名付けれらていますが
あまり季節感が出ずに、袷から
お単衣まで締めていただけます。
小紋や御召着物に締められますが、
真綿系のザックリしない紬、本場
大島紬や牛首紬などにも合います。
勿論、伊勢型小紋のようなもの
にも締められますが、柄が万筋
や行儀の様な格式のある柄でなく。
カニ柄などの少しお遊びを
意識した柄行の方がより
この帯が活きるでしょう。
そんな渋谷和子先生の遺作品
塩瀬地染名古屋帯「藤」に
ご興味あるお方様は、ご連絡を。
電話0564‐22‐3259
メールkimono@ichikoshi.com
公式ラインID @sgx0347x
までお待ちしています。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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