仕草と思草に和装の所作を思う。
未分類 2020年1月20日
Vol.1068
本日は、「仕草と思草に和装の所作を思う。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
最適な和装で笑顔あふれるご提案!
貴方の和装・お助けマン
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
「しぐさ」を漢字で書けば
仕草となります。
仕草とは、
ある物事をするときの
動作や態度。やり方。しうち。
また、身ぶり。俳優の動作。所作。
とあります。
「何気ない仕草が印象に残る」
などと使われ、人の動きを
言い表しています。
「江戸しぐさ」では、
思う草と書いて「思草」(しぐさ)。
他人への思いやりが身に付いていて
自然に体が動く事。とあります。
それが、「粋」な江戸人と
されていた様です。
この「自然に体が動く」事が
肝で、見え透いた行動や
躊躇していると「粋」になりません。
「所作」もこれに似てますが
私の解釈で「所作」とはその人の
過去からにじみ出る動きとか
お召し物のよって変わる動作
ではないかと思っています。
それは、和装と洋装では
「所作」が違うからです。
特に違うのが、袖です。
和装は、洋装より袖口が
開いていて袖が長い事が多く
(筒袖は別)、そこに和装独特の
「所作」が生まれます。
お借りしました。
電話を掛ける時や乾杯の時
電車のつり革を持ったり、
また、タクシーを止めたりと、
手を挙げるシーンは、
意外に多いので注意が必要です。
着物は袖口が広いので、
意識せずに手をあげてしまえば、
腕がむき出しになります。
この時は、あげた手の袖口が
下がり過ぎないよう、
もう片方の手を袖口に添えると
美しい「所作」となります。
何か物を取る時は、
物を取る手の袂に片手を
添えるようにすると美しい
「所作」となります。
また食事の時、手前にある料理や
グラスなどに触れない様に
袖を持つ「所作」が良いでしょう。
それにしても
他人への思いやりを身に付け
自然に体が動く「思草」を
見習い「粋」に生きてゆきたいものです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。