お知らせしたい紋の事いろいろ!
ブログ 2017年6月4日
呉服のいちこしの山脇寿人です。ご訪問ありごとうございます。
本日は、お知らせしたい紋の事いろいろ!です。
まず紋には、男紋いわゆる家紋と女紋があります。
お仏壇やお墓に付いているのが、家紋です。一般的には、丸の中にそれぞれの形を表わしています。
女紋は、基本的に丸が無く形だけを表わしています。稀に例外もあります。
着物に付ける紋は、その方のお好みで良いですが決まり事もありますのでご注意して下さい。
黒留袖や喪服は、石持と言って最初から紋を入れる所を染めないで白抜きしています。
黒地は、最初から黒に染めるのではなく赤色(紅下)又は藍色(藍下)に染めてから黒に染めます。
ですので、黒い色は色抜きを完璧に出来ませんので最初から紋の所は、染ません。
黒留袖・色留袖・喪服は、紋の中で最も格の高い染抜き紋の日向紋を入れます。
黒留袖・喪服は5つ色留袖は、その柄やお召しになるお場所などを考慮して5つか3つ、稀に1つを入れます。
振袖・訪問着・付下げなどには、柄などを考慮して1つ紋を入れても良いかもしれません。
また入れる場合は、染抜き紋や縫い紋などを選択します。
無地の着物には、例外もありますがほとんどの方が紋を入れます。
染抜き紋では、日向紋・中陰紋・陰紋のいずれかを縫い紋は基本陰紋になりますが、稀に日向紋を
入れる場合もあります。
染抜き紋の日向とか、縫い紋の陰とか言葉では分かりづらいと思いますので
画像を乗せますが、紋の事でお尋ねのあるお方様は、お気軽にお問い合わせ裂いて下さいませ。