なぜ着物を着るの!?その2
ブログ 2017年6月7日
呉服のいちこしの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、なぜ着物を着るの!?その2です。
着物作家の先生にお聞きしたお話ですが、海外のレストランなどで洋装と和装では
対応が変わる事はありませんが、席の配慮が明らかに違うそうです。
洋装では、入口の席で和装では奥の特別席だったそうです。
また、お茶会でおもてなしする側はお客様の為にきちんとした装いをされますし
お客様は、亭主やお手前をされる方に敬意を思って装いをされます。
以前お聞きした事ですが、格のあるお茶会に小紋でお出掛けになられた方が
お茶席に入ってビックリ、他のお客様は付下げか訪問着をお召しになっていたそうです。
その方は、一刻も早くその場から離れたくお茶を楽しむどころでは無かったそうです。
ですので、少人数でも何かの集まりの時は他の方のお召し物を事前にお聞きして
皆さんに合わせた物をお召しになるとその会を充分お楽しみ頂けると思います。
この様に着物を着ると恩恵があったり、相手の方を失礼にならなかったり
ご自分が安心したり色々ありますので是非機会がありましたらお召し下さいませ。