仕立屋さんのミスは、それまでのお客様との関係性が分る時。
ブログ 2020年3月20日
Vol.1131
本日は、「仕立屋さんのミスは、それまでの
お客様との関係性が分る時。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
最適な和装で笑顔あふれるご提案!
貴方の和装・お助けマン
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
「わぉ-!やっちまった!!」
10∼20年に1度起きるか?起きないか?
職人さんの仕事ミス。
今回は、仕立屋さんのミスで
仕立て上った着物を仕上げの
アイロンで焦がしてしまいました。
以前のミスは、断ち間違い。
鋏を入れる場所を勘違いして
しまい、それでも着物には
なりました。
でも、その着物をお客様に
お納めする事は出来ません。
幸い、型染めの着物でしたので
全く同じものを作り直し
納めさせていただきました。
もう1度も断ち間違い。
お客様がお召しになられてから
柄があるべき場所になく
柄付けがおかしいと。
よく見ると確かに着物として
柄付けがおかしく、
メーカーさんに確認した所、
やはり断ち間違いでした。
この着物も型染でしたので
至急、新しい物を作り
納めさせていただきました。
今回は、違います。
お客様よりお預かりした
着物地で、左袖の後ろ側を
焦がしてしまいました。
男物の夏物で、もうこれ
どう仕様もありません。
今回は、お客様に丁寧に顛末を
ご説明し代替品を納めさせて
いただくより方法がありません。
そのお客様が、本日の夕方
ご来店されます。
お叱りを受ける事の
覚悟は出来ています。
で、ここでふっと考える事は
今回の事でお客様とご縁が
切れるか?続くのか?
これ今までの当店、もっと言えば
私とお客様との関係性の結果では
無いでしょうか?
そう言えば、柄付けがおかしく
新しい着物を納めたお客様は
今でもお取引いただいています。
その時は、何とも思わず
普通の事と感じていましたが
こういう時に普段の関係性が
現れるのでしょう?
さあ、今夕はどうなりますか?
今からドキドキしてしまいます。
この結果は、いずれご報告
出来ればと思います。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。