雨の予想でも比較的安心してお召いただける着物とは?
ご紹介 2020年9月24日
Vol.1323
本日は、「雨の予想でも比較的安心して
お召いただける着物とは?」
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
最適な和装のご提案で貴方を笑顔にいたします!
貴方の和装・お助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
台風12号が予想進路より
大幅にそれて日本上陸は
ありません。
ですが、その影響で雨の
予報が出ています。
今は、降っていないけど
お出掛け先で降るかもしてない
時の和装のご提案です。
ま、昨日の記事では、事前に
超撥水のパールトーン加工を
しておけば安心とお知らせしました。
今日は、着物の中でもどんな
素材が雨の時に強いかを
お知らせします。
その前に、雨や湿気の多い時に
お召しにならない方が良い
生地は、縮緬です。
縮緬は、表面にわざとシボを
作りその凹凸が陰影を生んで
深味のある色に染色出来ます。
また、生地風が柔らかいので
お召しになる時に肌触りの良い
しなやかさがあります。
しかし、製造工程でわざと
糸を縮ませているので
湿気によってもっと縮む
可能性があります。
それを防ぐ為に防縮加工を
施しますが、それでも縮む時が
ありますので、要注意です。
お借りしました。
また、淡い地色は、雨じみが
目立ちやすいので避けた方が
賢明です。
で、雨の予想の時は、大島紬を
それも泥染のものをお勧めします。
お借りしました。
大島紬の糸は、1.5mで1回転半の
撚糸を定められていますので
縮むと言う事がありません。
そして、糸が細く織が密なので
水分に強いのです。
昔から「雨の日の大島、
困った時の博多帯」と言う
言葉がある様に雨に当たっても
シミになり難く、濡れても
直ぐに乾きます。
この泥染の大島紬にパールトーン加工を
施せば「鬼に金棒」「弁慶になぎなた」です。
参考にしてみてください。
それにしても最近のお天気
暑い時は目茶暑く、雨が降れば
大雨と異常気象その物ですね。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございます。