今週の江戸しぐさ「世辞が言えて一人前」当店は「三方良し」を目指します。
ブログ 2020年11月24日
Vol.1384
本日は、「今週の江戸しぐさ「世辞が言えて一人前」
当店は「三方良し」を目指します。」
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
貴女とお場所に合った最適和装をご提案!
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
着物手帳、今週の江戸しぐさは
「世辞が言えて一人前」です。
ここでの「世辞」は、相手への心遣い
の事、会話をつなげる事が出来て
一人前と言う江戸商人の仕草。とあります。
世辞とは、一般的に他人の機嫌をとる
愛想がいい言葉とか、心にもない事
愛想の為に言う、などど思われがち。
ですが、江戸しぐさでは、相手の
事を思いコミュニケーションを
取る手段が出来て商人として
一人前ととらえていた様です。
これ、注文を受ける側だけでなく
注文する方、購買する方にも
言える事ではないでしょうか?
我々、小売り屋は、お客様が
おられてご購入、ご入金いただいて
生活が成り立ちます。
でも、お買い上げいただく
品物が無ければ商売は出来ません。
ですので、品物を供給してもらう
問屋さんの存在なくして商売は
出来ません。
問屋さんもそれぞれの特徴が
あり、その問屋さんでなくては
扱っていない品物があります。
そんな問屋さんが廃業や倒産を
すると、そこの品物を取り扱う事が
今後、出来なくなってしまうのです。
江戸時代から明治時代にかけて
活躍した近江惣人が持っていた
経営理念「三方良し」があります。
「三方良し」とは、
「売り手、買い手、世間の3つすべてに
とって良い商売を心掛けるべし」
という意味を持つ言葉のことです。
ここで売り手と買い手は、
納得して売買をしているので
「良し」は納得できます。
そこで、「世間良し」とは
ブラック企業でもなく税金を
払い、社会貢献を目指し実践
できる企業の事です。
当店も「三方良し」を目指し
日々努力してゆきます。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございます。