浮織で豪華さや装飾性が高く最高級の織物「唐織」のご紹介。
ご紹介 2021年1月27日
Vol.1448
本日は、「浮織で豪華さや装飾性が高く
最高級の織物「唐織」のご紹介。」
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
貴女とお場所に合った最適和装をご提案!
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
昨日は、織物とは経糸と緯糸が
ゆるみなく織られている事。
本場結城紬が特殊な機で織り
上げられている事を記事と
しました。
「唐織」
今日は、経糸はしっかりと
張りますが、緯糸を張らず
ふんわりと織り上げる織物
「唐織(からおり)」をご紹介いたします。
呉服の世界では豪華な袋帯や
丸帯によく用いられる「唐織」は
最高級の織物と言われます。
草花や紋様などの柄を刺繍のように
織り出す浮織の技法を用いた
大変、装飾性の高い美術織物。
「唐」と言う名前で中国由来の
織物と思われる方がおられますが
「唐」とは、優れたもと言う意味。
室町時代、唐織の着物は将軍や
その側近の有力武家のみに所有
を許された着物でした。
お借りしました。
が、その後「世阿弥」が作り出した
能楽の衣装として使用される
ようになりました。
その後、技術は伝承され
進化し新たに刺繍の趣を
表現される事も加わります。
そして、現在では豪華な「唐織」
が完成され、花嫁衣裳にも
用いられるようになりました。
「唐織」は、刺繍と間違えらる
事が多くありますが、その様に
見せる為に浮織で織られています。
糸が浮いている為、引っ掛かり
やすいので、注意が必要ですが
引っ掛かった時は、お直しが
出来ます。
ご依頼は、当店までご連絡を
電話0564‐22‐3259
メールkimono@ichikosまで
お願いいたします。
最後に私事ですが、本日
ストマ閉鎖で入院いたします。
では今から、行ってきまーす。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございます。